太陽光パネルの表面を横切る銀色の線は、基本的に金属線だ。この金属線はセルから流れ出す電流の経路として必要なのだが、金属線に到達する太陽光の約5%を反射するため、太陽光パネルの効率を低下させる最たる要因となっている。
オランダのトゥエンテ大学で応用物理学の助教授を務めるレベッカ・セイヴは、この問題に対処するため、新しい「フロントコンタクト」方式を発明。無駄になる太陽光を減らし、太陽光発電の性能を向上させることに成功した。
セイヴの開発した透明な接点は、太陽光パネルのセルのシリコン層に3Dプリントされた銀ナノ粒子で作られており、それを作るのに、非常に薄く精密な三角形を生成する独自の手法が使用されている。急角度の側面は、到達する光をセルの吸収体に向かって鏡のように反射し、電気出力を少なくとも5%高め、コストをほぼ同じ量だけ削減する。
セイヴが共同創業したスタートアップ企業であるETCソーラー(ETC Solar、本社はカリフォルニア州パサデナとオランダのロッテルダム)は、他のメーカーがこの技術を他の標準的な太陽光発電に統合可能にするプリンターを製造している。同社はまだ顧客を公表していないが、すでにそのプリンターを販売している。
一方、ETCソーラーとトゥエンテ大学のセイヴの学術チームは、フロントコンタクト方式やその他の先端技術を利用して、さらに効率的な太陽電池を開発している。セイヴによると、最終的には低コストの電力を生産する太陽光発電所、さらには太陽光発電で走る自動車につながる可能性がある。
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