KADOKAWA Technology Review
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Pong’s Inventor Wants to Bring Virtual Reality to Arcades

アタリ創業者、45年ぶりに「ポン」VR化でアーケードに進出

アタリ創業者のノーラン・ブッシュネルが、世界初のビデオゲーム「ポン」のVR版をアーケードゲームとして復活させた。VRゴーグルは、価格や大きさ、操作感の何かが足りず、爆発的普及には至っていない。そこで開発元のModal VRはショッピング・モール等でVRに親しむ機会を増やすのがよいと考えている。 by Rachel Metz2017.02.06

1972年、アタリの創業者ノーラン・ブッシュネルは「ポン」を開発した。ポンは卓球ゲームで、多くの意味でビデオゲーム産業の元祖だ。45年後、ブッシュネルはポン同様のシンプルなゲームで、ゲームセンター向けの実質現実(VR)ゲームがヒットするか試そうとしている。

モーダルVR(Modal VR)はブッシュネルの最新のベンチャー企業で、独自の無線VRゴーグルやゲーム(ゲームセンターやショッピングモール、映画館等の場所で来月から展開予定)を開発している。つい最近の土曜日、サンフランシスコでさまざまな年代の人の列が教室ほどの広さの空間を動き回る中、もう70代中頃で髪も白くなったブッシュネルは、パタゴニアのプルオーバーとModal VRの黒い帽子をかぶって観客の中に静かに座っていた。集まった人は二人ひとくみで試作型の大きな黒いゴーグルを装着し、左右に走っている。実質現実の中でシンプルな白いパドルを操作し、ポンで遊んでいるのだ。

「VR版のポンのステージにいる」と考えればしっくりくる、とブッシュネルは笑っていう。

https://www.youtube.com/watch?v=HQMcTnEIuMg

昨年、高性能ゴーグルが数機種発売され、リビングルームでVRを体験できるようになった。しかし、多くの理由で、VRテクノロジーの普及はまだ始まったばかりだ。VRゴーグルはまだまだ大きく、高価で、いったん頭に装着するとほとんど何もできなくなる。市場調査会社カナリス(Canalys)の予測によれば、2016年には200万台以上のゴーグルが販売されたが、たとえばビデオゲーム機の需要と比べれば、たいした台数でないことはすぐにわかる (最も販売台数が多かったのはソニーのP …

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