KADOKAWA Technology Review
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Machine Learning and Data Are Fueling a New Kind of Car

インテルのモービルアイ買収目的は、強化学習とデータと人材

インテルが153億ドルを払ってまで、自動車のマシン・ビジョンと機械学習を専門に扱うイスラエル企業モービルアイを買収したいのは、強化学習とデータと人材が目的と見て間違いない。 by Will Knight2017.03.15

自動車はシリコンバレーで解体され、新たなアイデアが追加されて、再構築されている最中だ。

インテルによるモービルアイ(自動車メーカーにコンピューター・ビジョン・テクノロジーと先進的運転システムを供給しているイスラエル企業)の153億ドルの買収提案は、自動車業界再編の影響の大きさを測るよい機会だ。今回の買収では特に、自動運転分野の革命では、道路状況のデータ収集に貴重な価値がある可能性が目立つ。

買収額が相当な高額とはいえ、現在、数多くの企業が参入して自動運転分野で、モービルアイは技術面で強みがあり、戦略的な長所がある。さらにモービルアイは、現在の地位を確固にする新たなテクノロジーも開発中だ。

モービルアイはひとつのカメラに自社のコンピューター・チップと優秀なソフトウェアを組み合わせ、さまざまな先進的運転システムを提供している。また、道路標識の速度制限を読み取りや、自動車や歩行者を認識できる自動ブレーキシステムなどもある。

マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営学大学院のデビッド・キース教授は、自動運転業界のテクノロジーの利用について研究している。キース教授はモービルアイについて、シンプルで低コストのソリューションを提供している上に、膨大な量のデータ(現在の自動運転システムを支える機械学習に欠かせない)を蓄積しているという。「モービルアイのテクノロジーは信頼性が高く、何百万キロもの運転経験を経て磨かれており、競合他社は簡単には真似できません」

インテルが自動車市場に参入したい理由はおおむね明らかだ。自動車に搭載されるコンピューターやセンサー、無線接続等の性能が高まっており、自動車産業界全体に大きな変化をもたらしている。一方、デスクトップやノートPCの重要性が薄まり、インテルの存在感はここ数年減退中だ。さらに、インテル以外の、さまざまな種類のコンピューター・チップが人気を得ている。すでにライバルの半導体 …

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