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知性を宿す機械 China Plans to Use Artificial Intelligence to Gain Global Economic Dominance by 2030

中国、2030年までに世界一のAI大国目指すと発表

中国国務院は人工知能(AI)に巨額の新規投資をする計画を発表した。中国を2030年までにAI分野の世界的リーダーにし、経済的支配力の基礎を築くことを意図したものだ。 by Will Knight2017.07.24

Though it is not yet as advanced as AlphaGo, Chinese researchers have developed their own Go-playing AI champion, called FineArt.
「アルファ碁」ほど先進的ではないが、中国の研究者たちは独自の人工知能(AI)囲碁チャンピオン「FineArt」を開発した。

人工知能(AI)は西洋で発明されたものかもしれないが、中国はその未来を手にしようと決意を固めた様子だ。中国で成長しつつあるAIコミュニティは、最近、とてつもなく強力なカンフル剤を得た。それは政府による巨額の新規投資計画である。

中国国務院は、ある強力な計画(リンク先は中国語)を発表した。1500億ドル相当のAI産業を作り上げることと、中国を2030年までにAI分野での世界的リーダーにすることを意図したものだ。

計画の詳細が、米国の政策立案者、ビジネスリーダー、起業家たちを狼狽させることは間違いない。科学嫌いのトランプ政権によって研究助成金が大幅に削減されるという現状においては特にそうだ。戦争を進化させるためにAIが役立つことが予想されており、今回の計画は確実に、中国の軍事的野望についての懸念をかき立てることにもなるだろう。

しかし、実を言うと、中国はすでにAI分野で大きな支配権を握りつつある。米国の研究者が最先端のアルゴリズムと技術の開発でニュースを賑わせている間に、中国企業はAIテクノロジー商用化進め基礎研究開発に対する投資への意欲を高めてきた。

過去数年間にわたって私が訪ねた、中国の大手テック企業、スタートアップ、AIの応用だけでなく基礎研究にも明確に焦点を当てた学術研究所は、確かに米国に遅れをとっているように思えた。しかし今や、追いつきつつある。

中国国務院の計画は、この傾向を確実に勢いづけるだろう。計画では、2020年までに世界中の他の国と互角になり、その5年後には、AIにおける「大きなブレークスルー」を成し遂げるべきだと記されている。さらに、2030年までには、AIが中国の経済的支配力の基礎を築くだろうとしている。この計画ではAIを、製造業、農業、物流、金融など、数々の産業にまたがって応用することも提案されている。

AIが中国経済全体で活用されれば、中国の経済的進歩に非常に大きな効果をもたらすだろう。そして、中国政府の野望が実現すれば、この取り組みは、現代の最も重要なテクノロジーの1つであるAIの行く先に影響を与えることになりそうだ。

(関連記事:State Council of ChinaWashington Post、「The Insanely Popular Chinese News App You’ve Never Heard Of」、「 顔で決済」、「Who Is Winning the AI Race?」)

 

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クレジット Photograph by Chinadaily.com.cn
ウィル ナイト [Will Knight]米国版 AI担当上級編集者
MIT Technology ReviewのAI担当上級編集者です。知性を宿す機械やロボット、自動化について扱うことが多いですが、コンピューティングのほぼすべての側面に関心があります。南ロンドン育ちで、当時最強のシンクレアZX Spectrumで初めてのプログラムコード(無限ループにハマった)を書きました。MIT Technology Review以前は、ニューサイエンティスト誌のオンライン版編集者でした。もし質問などがあれば、メールを送ってください。
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