トップ・ストーリー

本日の重要ニュースをご案内。

06.0
Cover Story

私たちは、まだこれほどのものを造れるのか——。建設中の海底道路トンネル「ログファスト」は、完成すれば世界最長・最深。全長26.7キロ、最深部は海面下390メートルに達する。岩盤を爆破しては数メートル前進するノルウェーの現場を、本誌記者が訪ねた。

by Niall Firth
  1. 熱波が奪うのは体力だけではない、暑さが脳に及ぼす影響は?

    猛暑になると集中力が欠けてぼんやりしてしまう経験をしたことがある人は多いだろう。暑さが脳の機能に影響を与える具体的な仕組みについてはまだよくわかっていない部分が多いが、精神疾患を抱える人や子どもが猛暑に脆弱であることを示す研究結果が複数報告されている。

    by Jessica Hamzelou
  2. AIエージェントの「従業員化」、作業ミスの見逃しを招く

    AIエージェントを単なるツールではなく「従業員」として扱う企業が増えている。だが、それは人間の仕事の質をむしろ下げるおそれがある。ボストン大学の研究では、作業結果が「AI従業員」によるものだと伝えられた人は、見つけるエラーが18%少なく、自分で直さず上司に判断を委ねる傾向も強まった。

    by James O'Donnell
  3. 需要は増え、供給は細る——熱波が欧州の電力網を圧迫

    欧州を襲う熱波は、エアコンによる消費電力を急増させる一方で、原子力発電所の稼働に影響を与えており、需要と供給の両面から電力網を圧迫している。加えて、一部の地域では気候変動によって季節的なパターンが変化し、需要への対応がさらに難しくなっている。

    by Casey Crownhart
  4. 微細化の限界を超え、IBMがムーアの法則を10年伸ばす積層チップ

    トランジスターの微細化が物理の限界に近づく中、IBMはトランジスターを2層に積む新チップを発表した。爪サイズに約1000億個を集積し、処理は最大5割増、消費電力は最大7割減という。量産は半導体メーカーと組んでこれからだが、ムーアの法則を10年以上延ばす可能性がある。

    by Sophia Chen
  5. 成層圏に浮かぶ5G基地局が
    この夏、日本にやってくる

    米国企業が製造した5G基地局となる飛行船が8月に日本に到着し、5G基地局としてのテスト運用を開始する予定だ。成層圏にとどまってサービスを提供する同飛行船は人工衛星に比べて、打上げコストや電波の送信エネルギーの点で有利となる可能性がある。

    by Rachel Courtland
  6. 観測史上最暑のフランス、河川の高温化で原発の出力に制限も

    記録的な熱波に見舞われた欧州で、冷房需要が電力網を限界まで押し上げている。皮肉にも、その需要を支えるはずの原発が、暑さで足を引っ張られている。フランスでは6月23日に気温が44℃を超え、冷却に使う河川の水温が上昇。1基が停止し、複数の原子炉で出力制限が見込まれている。暑さによって電力需要が増す一方で、原発や水力発電といった供給力も削られた格好だ。

    by Casey Crownhart
  7. 「風邪はしょうがない」覆せるか、民間主導の呼吸器ウイルス根絶計画

    ストライプ、アンソロピック、オープンAI財団、ビル・ゲイツ——。豪華な顔ぶれが5億ドルを出し合い、風邪とインフルエンザの根絶を目指す非営利団体が動き出す。「技術的には可能でも商業的動機がない」領域に、慈善資金で挑む。

    by Antonio Regalado
  8. 「測定できなければ改善できない」。この信念のもと、私たちは歩数も睡眠も生産性も数値化してきた。だが、数字を増やすほど自己理解が深まるわけではない。指標は理解を助ける一方で、対象を単純化し、微妙な意味を切り捨ててしまう。外部の指標に、何が重要かの判断を明け渡す状態にある。

    by Bryan Gardiner
  9. 【ゾウ出没注意】インドで整備が進むAI警報システム

    野生のアジアゾウと人間との衝突を避けるため、インドではさまざまな早期検知システムが展開されつつある。

    by Kanika Gupta
  10. AIの普及で電力需要が急増する一方、新たな発電所は認可から稼働まで8年かかることもある。そこで注目されるのが「柔軟性」だ。データセンターが年に20数時間だけ消費を抑えれば、米国の送電網は5%多く供給できるとの試算もある。

    by Amos Zeeberg