KADOKAWA Technology Review
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It’s Time for Uber to Grow Up

ウーバーはやんちゃなテック企業から大人の会社になれるのか?

ウーバーにとってトラブル続きの長い2月が終わったが、成長しなければならないのはカラニクCEO本人だ。ボイコット運動やセクハラの告発、技術情報の盗用など、創業期から成長期に差し掛かり、改めなければならない企業体質がそのまま残り、やんちゃなテック企業のままでは上場もできない。 by Jamie Condliffe2017.03.02

ウーバーにとって長すぎる2月がやっと終わった。配車事業を手掛ける巨大企業ウーバーのビジネスの実態が、圧倒的な成功と大きくかけ離れていることが露呈した1カ月だった。

ウーバーにとっての悲惨な4週間の締めくくりは、ウーバーのドライバーを務めるファウジ・カメルとの議論に巻き込まれた動画に映されたトラビス・カラニク最高経営責任者(CEO)の姿だ。根本的には、ウーバーの料金体系に関する議論で、ドライバーの報酬に話が及び、カラニクCEOは怒りを露に、カメルに向かって「自分のやったことに責任を取りたくない奴だっているんだ」と大声を上げてしまった。

カラニクCEOはその後謝罪し、ウーバーの従業員に送ったメールで自分は「リーダーとして根本的に変わり、成長しなければならない」と述べた。さらにリーダーシップを養うためのサポートが必要であり、模索していくつもりだ、という。ここ最近、ウーバーの対処すべき問題を指摘するニュースが多くあり、カラニクCEOが受けるサポートは相当幅広くなりそうだ。

ウーバーを退社した元エンジニアのスーザン・ファウラーは2月初め、ウーバーで経験した非常に奇妙な1年間についてブログに投稿し、性的差別にあふれた社内の様子を書き綴った。ファウラーのブログ記事の公開後、数々の同様の訴えが明らかになり、上級エンジニアのひとりは性的嫌がらせの苦情を受けて退職した。ウーバーの「強引で抑制のない」社風は大きな批判を浴びており、同社はセクハラ被害を社内で調査中だ。

ウーバーが研究開発を進める自律自動車もトラブルを抱えている。アルファベット(グーグル)の自律自動車会社ウェイモ(Waymo)が、知的財産権を侵害しているとしてウーバーを提訴したのだ。ウェイモによると、エンジニアとしてカリスマ的存在だったアンソニー・レバンドウスキー元社員が、グーグルの退社前にファイルをこっそり持ち出し、新たな …

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