KADOKAWA Technology Review
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コネクティビティ The world needs blockchains that blend idealism with pragmatism

ブロックチェーンは世界を変えられる——「暗号通貨の女王」語る

「暗号通貨の女王」「ブロックチェーンのマドンナ」と異名を取る元JPモルガン・ チェース銀行のアンバー・バルデット。ブロックチェーン・アプリケーションの可能性とゼロ知識証明について講演した。 by Michael Reilly2018.05.26

ブロックチェーンは応援する人には事欠かない。だが、長続きする本当の変革をもたらすためには、このテクノロジーをどのように展開すべきなのかのコンセンサスが欠けている。

アンバー・バルデットは、JPモルガン・ チェース銀行でブロックチェーンのプロジェクトを担当している間、中央銀行の上級幹部や大手金融機関、暗号通貨の愛好家たちが、ブロックチェーンが世界的な商取引を変える可能性についてどう考えているかを間近で詳しく見ることができた。ブロックチェーンを後押しする人たちには事欠かなかったし、今でも不足することはないが、実際により良いシステムを構築するには少し難解な問題がある。

4月23日、バルデットはMIT テクノロジーレビュー主催の「ブロックチェーンのビジネス」カンファレンスで講演し、ブロックチェーン分野における新しい開発が、デジタル時代の取引の仕組みを大きく変革する可能性のあるアプリケーションを構築するためにどのように安定をもたらすかを説明した。特に、情報プライバシーに対する難解な数学的アプローチであるゼロ知識証明をあらゆる種類のビジネス取引にどのように組み込めるのか、そして自動車ディーラーから銀行のような大手機関に至るまで、誰もがゼロ知識証明を必要とするのはなぜかを説明した。

結局のところ、ブロックチェーンを中心とした理想主義的な情熱は良いことだとバルデットは話した。このテクノロジーそのもの、そしてブロックチェーン周辺に構築されている新しいソフトウェアは、実際に世界を変えることができるからだ。ただ、その変えられていく世界は、私たちが住みよい世界にしなければならない。

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マイケル レイリー [Michael Reilly]米国版 ニュース・解説担当級上級編集者
マイケル・レイリーはニュースと解説担当の上級編集者です。ニュースに何かがあれば、おそらくそのニュースについて何か言いたいことがあります。また、MIT Technology Review(米国版)のメイン・ニュースレターであるザ・ダウンロードを作りました(ぜひ購読してください)。 MIT Technology Reviewに参加する以前は、ニューサイエンティスト誌のボストン支局長でした。科学やテクノロジーのあらゆる話題について書いてきましたので、得意分野を聞かれると困ります(元地質学者なので、火山の話は大好きです)。
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