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05.0
Cover Story

牛などの家畜が飼料の消化過程で産出するメタンガスは、運輸産業が排出する温室効果ガスに匹敵する影響を与える。カリフォルニア大学の研究者は、飼料に紅藻を混ぜることで、牛から排出されるメタンガスの量を大幅に削減する研究に取り組んでいる。

by James Temple
  1. 人工知能(AI)が社会のあらゆる面に深く入り込み始めるにつれ、アルゴリズムによる損害の責任を誰が負うべきなのか、議論になっている。高度に自動化されたシステムで問題が起こった場合、人々はもっとも「近い」人間に責任を押し付けがちだ。

    by Karen Hao
  2. 太陽系外惑星に生命は存在するか?MITの「形状可変鏡」年内試験へ

    マサチューセッツ工科大学(MIT)は、形状可変鏡と呼ばれる特殊な鏡を搭載した小型人工衛星を打ち上げ、年内にテストを実施する予定だ。鏡面をアクティブに調整することで星のよりシャープな画像が得られる形状可変鏡は、将来の人工衛星による太陽系外惑星の光学観測や太陽系外の生命体の探索に役立ちそうだ。

    by Erin Winick
  3. イーサリアム財団、大規模アップグレードに3000万ドル投資

    イーサリアム財団は、「イーサリアム 2.0」をはじめとする主要なイーサリアム関連プロジェクトに合計3000万ドルを拠出する。だが、財団が巨大な力を持つことは、非中央集権化のイーサリアムの理想との矛盾もある。

    by Mike Orcutt
  4. 地震多発地域にある古代ローマの円形闘技場がいまも崩壊せずに残っているのは、ちょっとした謎となっている。地震波を迂回させられる「耐震透明マント」の研究に取り組んできた南フランスのエクス=マルセイユ大学の研究者は、古代の円形闘技場の形状が、耐震透明マントにおける建造物の規則的なパターンと似通っていることに気づいた。

    by Emerging Technology from the arXiv
  5. 通貨の暴落が止まらず、経済危機に陥っているアルゼンチンで、暗号通貨を普及させようとする企業の動きが活発になっている。米ドルでの「タンス預金」の代わりに「ステーブルコイン(安定通貨)」を売り込み、ペソ暴落の影響を避けられるという。

    by Kristin Majcher
  6. ブロックチェーン・テクノロジーは「誰が」「どう」使うべきか?

    ブロックチェーンは夢のようなテクノロジーとしてここ数年、もてはやされてきた。その本来の価値はどこにあるのだろうか。

    by Yasuhiro Hatabe
  7. 暗号通貨に春の兆し?ブロックチェーン・ウィークで感じた変化

    ニューヨークで開催された全米最大の暗号通貨の年次イベントは、前回に比べると参加者が半減し、溢れるような活気は失われていた。だが「暗号通貨の冬」を乗り越えた業界には、春の兆しが訪れているようだ。

    by Mike Orcutt
  8. AI利用のルールづくり目指す、世界経済フォーラムが評議会設立へ

    世界経済フォーラム(WEF)は今週、「人工知能(AI)評議会」の設立を発表する予定だ。マイクロソフトのブラッド・スミス社長と中国の著名な投資家カイフ・リーが共同議長を務め、AIの利用とガバナンスに関する各国間の政策的合意点を探るという。

    by Will Knight
  9. 世界的な人気観光地・カリブ海沿岸がいま、海藻の異常繁殖に苦しめられている。サンゴなど生態系への影響も懸念される中、回収した大量の海藻をバイオ燃料の製造や食糧生産に利用しようとする研究も進んでいる。

    by Lauren Zanolli
  10. 大腸菌の全遺伝子を合成ゲノムに置換、遺伝コードを「圧縮」

    ケンブリッジ大学の研究チームは、大腸菌の全遺伝子の置き換えととともに遺伝コードの書き換えに成功した。自在な物質を合成できる細菌の作成もいずれ可能になるかもしれない。

    by Antonio Regalado