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04.0
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MITTRが選ぶ、 世界を変える 10大テクノロジー

テクノロジーは好むと好まざるにかかわらず、私たちの生活やビジネスを変革していく。MITテクノロジーレビューは毎年、人類の未来を垣間見せてくれるような、その年の最も重要なテクノロジーを10個選んで紹介している。最新リストを発表する。

by MIT Technology Review Editors
  1. 水素はこれまでも、化石燃料の代替物質として常に注目されてきた。欧州各国では「グリーン水素」を精製し、各地に供給するネットワークの構築が始まっている。

    by Peter Fairley
  2. 米国でJ&J製ワクチンの接種が再開 信頼を取り戻せるか?

    米国で接種が一時停止されていたジョンソン&ジョンソンの新型コロナワクチンに対し、再開するとの勧告が米国の規制当局から出された。だが、信頼回復には時間がかかりそうだ。

    by Mia Sato
  3. MITテクノロジーレビューは毎年、世界を変える可能性のあるブレークスルー・テクノロジーを選んで発表しているが、それらのテクノロジーは本当に私たちは進歩をもたらしているのだろうか。テクノ・オプティミズム(技術楽観主義)がピークだった2001年に選ばれたブレークスルー・テクノロジーを20年後の今、見直して、そのことを検証する。

    by David Rotman
  4. ドローン空撮がさらけ出す、世界の都市に潜む不平等

    ドローンを使用して都市の写真を撮影するプロジェクト「不平等な風景(Unequal Scenes)」は、サンパウロからシリコンバレー、カリフォルニア州ロングビーチまで、世界中のいたるところに潜む傷跡を暴露している。

    by Johnny Miller
  5. シリコンバレー「終わりの始まり」説は信用できるか

    ムーアの法則が終わりを迎えたとはいえ、シリコンバレーはソーシャルメディアや機械学習といった技術で「世界の技術の中心」であり続けている。しかし今のところ、機械学習に次ぐ、シリコンバレーの成長をけん引する技術は見当たらない。いよいよシリコンバレーは終わりを迎えるのか。あるいは過去に何度もあったように、思わぬ幸運が訪れるのか。

    by John Markoff
  6. スタンフォード大学の科学者などの支援を受けているスタートアップ企業が、統合失調症や糖尿病、がんなどの一般的な病気が子どもに遺伝するリスクを計算する、カップル向け多遺伝子リスク・スコアの提供を開始した。こうした検査の提供が福音となる人々がいることは確かだが、科学的および倫理的な問題点も多く指摘されている。

    by Emily Mullin
  7. 1日100万人超感染か インド、新型コロナ変異株で深刻な危機に

    新型コロナウイルスの変異株が、インドで猛威を振るっている。公式発表によると1日当たりの感染者数は35万人を超え、死者は3000人に達する勢いだ。しかし、研究者が計量モデルで分析した結果、1日当たりの感染者数の実数は100万人単位に達している可能性が高いという。世界各国、そしてWHOは支援を始めたが、どれほどの効果が見込めるだろうか。

    by Charlotte Jee
  8. 米、ゲノム解析に17億ドル
    変異株監視の巨額費用は
    将来の危機に役立つか?

    より感染力が強い変異株を監視するためとして、米政府は新型コロナウイルスの遺伝子配列解析に17億5000万ドルもの予算を計上した。だが、将来も通用するような基盤を整備するといったような国レベルの戦略も持たずに、やみくもに新型コロナウイルスの遺伝子配列を集めるだけでは資金が無駄になる可能性がある。

    by Cat Ferguson
  9. 身体改造に魅せられた写真家が捉えたトランスヒューマニストたち

    身体を改造する理由はそれぞれだが、トランスヒューマニストたちが持つテクノロジーが新しい生き方を解き放つという理念は共通している。今は奇妙に見える行為でも、それが人類の最新の進化の例である可能性は否定できない。

    by Michael Reilly
  10. 気候問題などで注目されている電気自動車は、価格や航続距離、充電時間などに問題があり、広く普及するには至っていない。米国のスタートアップ企業であるクアンタムスケープが開発しているリチウム金属電池は、電気自動車の欠点を克服し、ガソリン自動車と同じくらい便利で安価な電気自動車を実現するかもしれない。

    by James Temple