1. 温室効果ガスの排出量を抑えるため、電気飛行機の実現が大きな課題となっている。電気飛行機には、エネルギー密度が高いだけでなく、離陸時の数分間にわたって大量の電力を供給できる電池が必要となる。マサチューセッツ工科大学とカーネギー・メロン大学(CMU)の研究者らは、離陸に必要な放電スピードを持つ電池の開発に取り組んでいる。 James Temple5年前

  2. 米国でコバルトをほとんど含まない新世代のリチウムイオン電池を開発する3年のプロジェクトが立ち上がる。同プロジェクトの核となる正極の代替物質の開発を指揮するローレンス・バークレー国立研究所のシダー教授に、現在の課題や今後の展望、研究室の成果が市場に出るまでに非常に時間がかかる理由などを聞いた。 James Temple6年前

  3. 脱原発では達成困難か?
    米カリフォルニア州
    「炭素ゼロ」の理想と現実
    カリフォルニア州議会が2045年までに「炭素ゼロ発電100%」を実現する法案を可決した。しかし、MITの研究者たちは、太陽光発電や風力発電といった再生可能エネルギーに固執し、その他の「安定したクリーンなエネルギー源」を活用しないようだと膨大なコストがかかると指摘している。 James Temple6年前

  4. 火力発電や原子力発電に代わる「主力電源」として、太陽光や風力などの再生可能エネルギーに対する期待は大きい。だが、安定的な電力供給に必要な蓄電システムの構築にかかるコストは、現時点では2.5兆ドル(米国の場合)にも上る。脱炭素社会へ向けた現実的なシナリオが必要だ。 James Temple6年前

  5. リチウムイオン電池製造のCATLが中国で株式を上場した。連日の株価急騰に世界の目が集まっている。CATLへの高評価の背景には、中国政府による補助金をはじめとしたクリーン・エネルギー分野で世界の主導権を取るという計画がある。 James Temple6年前

  6. ジーン・ベルディチェフスキー(シラ・ナノテクノロジーズ)
    より優れたリチウムイオン電池を作るための新材料を探求している。 MIT Technology Review Editors7年前

  7. イーロン・マスク率いるテスラは、初の大衆車であるモデル3の出荷によって創業当初に打ち出した計画の最終ステップに到達した。だが、電気自動車が自動車市場の主役になるまでには、まだまだ多くのことを変えなければならない。 James Temple7年前

  8. ビル・ゲイツも出資した
    蓄電池ベンチャー
    「突然死」の深層
    ビル・ゲイツをはじめとする有力な投資家から資金を調達し、MITテクノロジーレビューのスマート・カンパニーにも選出された蓄電池のスタートアップ企業アクイオンが突然の経営破綻。このほど中国企業による買収が完了し、アクイオンの再生の道が開けたことで、創業者が破綻の原因と今後の見通しを語った。 James Temple7年前

  9. 再生可能エネ最大の課題が解決か——蓄電設備に普及の兆し
    再生可能エネルギーにとって課題である電力需要ピーク時の対応を解決できる可能性が出てきた。背景には、送電網用蓄電設備に利用できるリチウムイオン電池の価格の急落がある。 Michael Reilly7年前

  10. 蓄電技術を開発するスタートアップ企業を巡って、突然の倒産や自社の売却、従業員の解雇といった悪夢が続いている。蓄電は新しいテクノロジーであり、市場からの投資を仰ぎ、設備を更新し、発展する技術に追いつき、追い越していくために、多くの困難がある。 James Temple7年前

  11. 電気飛行機、10年以内に離陸か?
    米国で、10年以内の電気飛行機の就航を目指すスタートアップ企業が相次いで事業計画を発表した。電池テクノロジーの進化で小型飛行機なら実現性が高まっているが、中型機以上の電気飛行機は依然としてばくちの要素がある。 Jamie Condliffe7年前

  12. リチウム価格急騰で、ネバダ州に「リチウム・ラッシュ」
    リチウムの価格が急騰している。スマホなどの携帯機器向けから、電気自動車や蓄電にまで用途が拡大し、供給が需要に追いついていないのだ。そこで注目されているのが、リチウムを豊富に含む地下水がある、ネバダ州の渓谷だ。 Jamie Condliffe7年前

  13. テスラ、カリフォルニア州で2500世帯分の蓄電設備を構築
    素晴らしい発明だが、巨大リチウムイオン電池はおそらく将来的なエネルギー供給を担う存在ではないだろう。 Jamie Condliffe7年前

  14. Galaxy Note 7発火問題で、サムスンは何を説明しなかったか?
    お粗末な電池設計と問題のある製造工程が原因だが、経営文化によって、真の原因が検査の目に引っかからなかった可能性もある。 Jamie Condliffe7年前

  15. ガソリン車終了は2020年代
    電気自動車とテスラの戦略
    全世界でバッテリー生産量が急増することは、バッテリー単価の下落を意味するが、同時に、製造コストが下がることで、電気自動車市場の立ち上がりに貢献するかもしれない。 Jamie Condliffe8年前

  16. 電池のイノベーション
    うまくいかない本当の理由
    電池系スタートアップは、なぜフル操業に達する以前に計画が頓挫してしまいがちなのか。 Richard Martin8年前