KADOKAWA Technology Review
×
キヤノン電子・酒巻社長の講演が決定!
MITTR主催「宇宙ビジネスの時代」お得な【早割】は11/15まで。
読者からの質問:強力な光を使えば光速で宇宙旅行できますか?
Pixabay
ビジネス・インパクト 無料会員限定
Can we use powerful lights to propel spacecraft at the speed of light?

読者からの質問:強力な光を使えば光速で宇宙旅行できますか?

強力な光源を宇宙船に搭載して後方に向けて光を照射すれば、その反作用により、宇宙船を光速で前進させられないだろうか? by Neel V. Patel2019.10.29

宇宙に関するニュースレター「ジ・エアロック(The Airlock)」の読者から届いた質問に、担当のニール・V・パテル記者が答えます。今回は、光速での宇宙旅行についてです。

※記事掲出当初、質問に対する答えに誤りがありました。当該部分を訂正し、お詫びいたします。(2019年10月31日5時30分、原文の変更内容を反映)

読者からの質問

「子どものころから不思議に思っていたことがあります。ニュートンの運動の第三法則(作用・反作用の法則:すべての作用は向きが反対で大きさが等しい反作用を持つ)を利用して、光の速度で宇宙旅行をすることはできないのでしょうか?ロケットの推進装置として強力な光を使用するだけです。光子は光の速度で移動しているため、宇宙船は同じ速度で反対方向に押されることになるはずですが、なぜうまくいかないのでしょうか」(キランより)

ニール記者の回答

いくつかの段階を踏んで、この質問にお答えしましょう。おっしゃる通り、ニュートンの第三法則では、すべての作用は向きが反対で大きさが等しい反作用を持つと規定されています。これは、運動量が保存されていると表現することもできます。ニュートン力学では、運動量は質量と速度の積です。ゆっくりと動く重い物体には大きな運動量がある一方、速く動く軽い物体にも大きな運動量があります。ただし、関係するすべての速度が相殺されるという意味ではありません。たとえば、銃が発射されると反動が発生しますが、銃は弾丸よりもはるかに重いため、反動の速度は弾丸の速度よりもはるかに遅くなります。

光の粒子である光子に質量はありません。ただし、矛盾しているようですが、運動量はあります。光子の運動量は波長に反比例します。電波 …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
こちらは有料会員限定の記事です。
有料会員になると制限なしにご利用いただけます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
宇宙ビジネスの時代

かつて国家主導だった宇宙開発がいま、大きく変化している。テクノロジーの進化とリスクマネーの流入によって民間企業による宇宙開発が加速し、自社の事業拡大に宇宙を活用しようとする「非宇宙」企業やベンチャー企業の動きも活発だ。いまなぜ「宇宙」なのか? そのヒントとなる記事を集めた。

記事一覧を見る
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る