KADOKAWA Technology Review
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A Chinese Internet Giant Enters the AI Race

米国政府も警戒する人工知能で進む中国企業のイノベーション

WeChatや、ゲーム、娯楽コンテンツを提供する中国のネット企業大手テンセントは、強力なAI研究所の構築を決心した。 by Will Knight2016.12.12

中国のテック企業大手が開設したAI研究所は、すぐに、先行するグーグルやフェイスブック、バイドゥ、アマゾンといった企業の研究所と肩を並べるだろう。

中国南部の深セン市に本社を置くテンセントは、ソーシャルモバイル・アプリとして人気があるWeChatやQQなど、さまざまなオンライン・モバイル事業を展開している。テンセントが今年4月に立ち上げたAI研究所も急成長中だ。テンセントはAI研究者や採用担当者、事業責任者の一団をAI業界で最も有名なイベントである「神経情報処理システム」カンファレンス(スペインのバルセロナで先週開催された)に派遣した。

中国の消費者向けテクノロジー業界では、真のイノベーションの促進を狙って、より基礎的な研究に舵を切ることが相次いでおり、テンセントがAI研究に乗り出したのも、この流れで捉えられる。ネット市場が成熟するにつれ、中国国内の大手会社は、イノベーションを起こした企業の模範ではなく、テクノロジーのリーダーになることを目指している。欧米のテック企業はAI研究によって実現した製品を次々に提供しており、中国の競合企業もAI分野で競おうと準備を進めている(「3度目の「人工知能・冬の時代」はたぶん来ない、とバイドゥの主任科学者が確信する理由」参照)のだ。

テンセントは、個人向けのニュースの推薦や検索機能などで、自社製品に機械学習を導入済みだ。AI分野への投資によって、テン …

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