KADOKAWA Technology Review
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気候変動/エネルギー 2024年4月の記事

  1. How to build a thermal battery
    本誌読者が選んだ注目技術「熱電池」、その仕組みと作り方
    エネルギーを熱として貯蔵する「熱電池」システムは、重工業の産業施設などから排出される地球温暖化ガスの削減に役立つ可能性がある。現在登場しているさまざまな種類の熱電池について詳しく見ていこう。 by Casey Crownhart2024.4.26
  2. 絶滅に瀕するアザラシを救う、人工雪だまり作戦が温暖化でピンチ
    フィンランドの研究チームはこの10年、絶滅の危機に瀕しているアザラシを保護するため、湖の氷の上に雪を押し固めた人工シェルターを作って繁殖の手助けをしてきた。だが、昨今の世界的な気温上昇で、湖が雪と氷で覆われなくなることが予測されている。 by Matthew Ponsford2024.4.24
  3. 鉄道の脱炭素化の一環として、水素燃料電池で走る旅客列車が年内にも米国内で初めて運行を開始する。だが、架線による電化を推進する団体からは、環境面でもコスト面でも問題があるとして水素電車の導入に反対する声もある。 by Benjamin Schneider2024.4.23
  4. 低コストで即効性あり、飛行機のルート見直しが温暖化対策になる理由
    最近の研究で、ルートの変更は比較的手頃なコストで行える可能性があることが明らかになった。 by James Temple2024.4.18
  5. 地球温暖化対策として成層圏に粒子を散布しようとしたハーバード大学の10年越しの太陽地球工学実験は、各方面で物議を醸し、ついに断念せざるを得なくなった。プロジェクトを主導した教授や関係者が、今回の顛末から得られた教訓を語った。 by James Temple2024.4.18
  6. Trajectory of U35 Innovators: Fujio Kojima
    小嶌不二夫:世界を旅して「ごみ問題」を仕事にした起業家の思い
    ごみ拾いSNSを展開するピリカの創業者である小嶌不二夫はごみ問題の状況把握のための活動をグローバルに展開し、問題の大きさを測るための世界共通の「ものさし」を世界で初めてつくろうとしている。 by Yasuhiro Hatabe2024.4.17
  7. Why the lifetime of nuclear plants is getting longer
    米国で相次ぐ原発の「定年延長」、いずれ100年時代突入か
    米国で原子力発電所の運転期間延長が相次いでいる。平均運転年数は42年、すでに80年への延長を認められた原発もある。 by Casey Crownhart2024.4.17
  8. How thermal batteries are heating up energy storage
    レンガにエネルギーを蓄える「熱電池」に熱視線が注がれる理由
    MITテクノロジーレビューの読者投票で、2024年のブレークスルー・テクノロジーの次点に熱電池が選ばれた。なぜ熱電池がいま注目されているのか。 by Casey Crownhart2024.4.17
  9. The inadvertent geoengineering experiment that the world is now shutting off
    大気汚染の減少で温暖化が加速、解決策は地球工学?
    大気汚染に対する近年の規制強化については、住民の健康被害が減少する一方で、太陽光を反射する大気中の二酸化硫黄の量が減って地球冷却効果が薄れることで、地球温暖化を加速する一因となっているとの指摘がある。 by James Temple2024.4.16
  10. Three things to love about batteries
    気候担当記者の私がバッテリー技術を愛してやまない3つの理由
    気候変動担当記者の私が、愛してやまないのがバッテリー(電池)だ。気候変動対策における重要な役割を占めていること、汎用性の高さなど、評価すべき点が多いのがその理由だ。 by Casey Crownhart2024.4.10
  11. Job title of the future: Climate equity specialist
    未来の職種:格差是正に挑む「気候衡平性スペシャリスト」の仕事
    人々の経済的な格差が地球温暖化問題に対する脆弱性の格差に直結していると考えるナンシー・M・ブラウンは、「気候衡平性スペシャリスト」としてのキャリアを追求し、不平等な世界における気候問題対策の正義のあり方を実現しようとしている。 by Avya Chaudhary2024.4.10
  12. How electricity could help tackle a surprising climate villain
    セメントは建設の要であり、道路から高層ビルまで欠かせない存在だ。だが、製造過程から膨大な温室効果ガスを排出し、気候変動問題の足かせとなっている。MIT発のスタートアップは、電気化学を応用したセメント製造法で脱炭素化に挑戦している。 by Casey Crownhart2024.4.10
  13. What to expect if you're expecting a plug-in hybrid
    理想とギャップ、プラグイン・ハイブリッド車のメリット活かすには?
    プラグイン・ハイブリッド車(PHEV)は電気と燃料の2つのモードを使い分けられる。しかし、ユーザーの使い方次第で、期待した環境性能が発揮できないリスクもある。適切な活用法を理解することが重要だ。 by Casey Crownhart2024.4.9
  14. How one mine could unlock billions in EV subsidies
    インフレ抑制法が米国経済を変革し始めている。その仕組みを理解するために、本誌は1つの鉱山から採掘されたニッケルが、サプライチェーンを流れていく過程で受けられる可能性のある税額控除の総額を計算した。 by James Temple2024.4.9
  15. The SEC’s new climate rules were a missed opportunity to accelerate corporate action
    米上場企業の気候リスク開示規則、ロビー活動で骨抜きに
    米国の上場企業を対象とした気候変動リスクの開示義務化は、企業側の強力なロビー活動によって当初案から大幅に後退してしまった。排出量の一部開示のみで、データの質にも疑問が残る。 by Dara O'Rourke2024.4.8
  16. Why New York City is testing battery swapping for e-bikes
    電動自転車、街なかで電池交換 ニューヨークの新しい日常になるか
    ニューヨーク市は、フードデリバリーなどの配達員を対象に、電動自転車の充電ソリューションを提供する取り組みを進めている。バッテリー交換ステーションの設置もその1つだ。 by Casey Crownhart2024.4.8
  17. How to reopen a nuclear power plant
    廃炉から復活へ、米国で異例の原発再稼働に道筋
    政府の支援を受け、米国ミシガン州のパリセード原子力発電所が再稼働の準備を進めている。米国で閉鎖後の原発が再稼働するのは初めて。 by Casey Crownhart2024.4.5
  18. Why methane emissions are still a mystery
    過小評価されるメタン排出、なぜ追跡が難しいのか?
    これまでの推定を大きく上回る量のメタンガスが漏出している可能性があることがわかった。メタン排出源を正確に特定することは、地球温暖化への理解を深める上で大きな課題だ。 by Casey Crownhart2024.4.4
  19. Harvard has halted its long-planned atmospheric geoengineering experiment
    ハーバード大、10年越しの太陽地球工学実験を断念
    ハーバード大学の研究チームは、かねてから物議を醸していた太陽地球工学の成層圏での実験を中止することを発表した。実験の中心となる研究者のチーム離脱を受けての決定だが、透明性の高い方法で実験プロジェクトを進めようとした姿勢を評価する声もある。 by James Temple2024.4.2
  20. The problem with plug-in hybrids? Their drivers.
    プラグイン・ハイブリッド、想定以上の環境負荷のなぜ
    プラグイン・ハイブリッド車は、電気自動車(EV)への移行用として販売されることが多い。しかし、欧州の新しいデータは、プラグイン・ハイブリッド車の排出量を過小評価していることを示している。 by Casey Crownhart2024.4.1
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