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An ECG on your wrist

手首に装着する心電計

規制当局による承認や技術の進歩により、ウェアラブル機器を用いた継続的な心臓の監視が容易になってきた。活動量計(フィットネス・トラッカー)は、本格的な医療機器ではない。激しい運動をしたり、バンドが緩んでいたりすると、正確な … 実現時期: by MIT Technology Review Editors2019.04.22

BRUCE PETERSON

規制当局による承認や技術の進歩により、ウェアラブル機器を用いた継続的な心臓の監視が容易になってきた。活動量計(フィットネス・トラッカー)は、本格的な医療機器ではない。激しい運動をしたり、バンドが緩んでいたりすると、正確な脈拍数を図れないことがある。だが、患者が脳卒中や心臓発作を起こす前の異常を診断する心電図をとるには、診療所に出向く必要があり、間に合わない場合が多い。

新しい規制に加え、ハードウェアとソフトウェアの技術革新によって実現した心電図対応のスマート・ウォッチは、医療機器の精度に近い機能を持ち、ウェアラブル機器の利便性を兼ね備えている。

2017年、シリコンバレーのスタートアップ企業アライブコア(AliveCor)のアップル・ウォッチ対応バンドが、2017年米国食品医薬品局(FDA)の認可を受けた。このバンドを用いれば、血栓や脳卒中の主な原因である心房細動を検出できる。2018年には心電計機能を搭載したアップル・ウォッチもFDAの認可を受け、リリースされている。

その後まもなく、医療機器会社ウィジングズ(Withings)が、心電計を備えた活動量計の計画を発表した。

現在のウェアラブル機器には、センサーが1つしか搭載されていないが、本物の心電計には12個のセンサーがある。ウェアラブル機器ではまだ心臓発作を探知できていないが、これはすぐに変わるかもしれない。

2018年秋、アライブコアは、特定の種類の心臓発作を検出できるアプリと、2つのセンサーを搭載したシステムについて米国心臓協会に暫定的な試験結果を示した。

(カーレン・ハオ)

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MIT Technology Review編集部 [MIT Technology Review Editors]米国版 編集部
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