KADOKAWA Technology Review
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生物工学/医療 2021年4月の記事

  1. The J&J vaccine is back. Next comes trust.
    米国でJ&J製ワクチンの接種が再開 信頼を取り戻せるか?
    米国で接種が一時停止されていたジョンソン&ジョンソンの新型コロナワクチンに対し、再開するとの勧告が米国の規制当局から出された。だが、信頼回復には時間がかかりそうだ。 by Mia Sato2021.4.30
  2. スタンフォード大学の科学者などの支援を受けているスタートアップ企業が、統合失調症や糖尿病、がんなどの一般的な病気が子どもに遺伝するリスクを計算する、カップル向け多遺伝子リスク・スコアの提供を開始した。こうした検査の提供が福音となる人々がいることは確かだが、科学的および倫理的な問題点も多く指摘されている。 by Emily Mullin2021.4.28
  3. 1日100万人超感染か インド、新型コロナ変異株で深刻な危機に
    新型コロナウイルスの変異株が、インドで猛威を振るっている。公式発表によると1日当たりの感染者数は35万人を超え、死者は3000人に達する勢いだ。しかし、研究者が計量モデルで分析した結果、1日当たりの感染者数の実数は100万人単位に達している可能性が高いという。世界各国、そしてWHOは支援を始めたが、どれほどの効果が見込めるだろうか。 by Charlotte Jee2021.4.28
  4. 米、ゲノム解析に17億ドル変異株監視の巨額費用は将来の危機に役立つか?
    より感染力が強い変異株を監視するためとして、米政府は新型コロナウイルスの遺伝子配列解析に17億5000万ドルもの予算を計上した。だが、将来も通用するような基盤を整備するといったような国レベルの戦略も持たずに、やみくもに新型コロナウイルスの遺伝子配列を集めるだけでは資金が無駄になる可能性がある。 by Cat Ferguson2021.4.27
  5. なぜワクチン予約まで手伝うのか? NYC地元メディアの取り組み
    米国では新型コロナワクチンの接種が進んでいるが、自分で予約を取れないなどの理由によって接種できていない人たちも多く残っている。ワクチン接種の予約を手助けしているニューヨーク市の地元メディアの発行人が、活動を始めたきっかけや取り組みの中身を語った。 by Mia Sato2021.4.23
  6. The next act for messenger RNA could be bigger than covid vaccines
    世界を恐怖に陥れた新型コロナウイルス感染症。収束への光をもたらしたのは、史上最速で開発に成功したワクチンだった。このワクチンによって初めて実用化されたメッセンジャーRNA(mRNA)の技術は、医薬品製造の歴史をこれから大きく書き換える可能性を秘めている。 by Antonio Regalado2021.4.23
  7. Did the coronavirus leak from a lab? These scientists say we shouldn't rule it out.
    研究者人生を棒に振りたくない多くの科学者は、新型コロナウイルスの自然発生説に異を唱えられずにいる。一方、声を上げる少数派は、真剣に議論すべきシナリオとして研究所流出説を排除すべきではないという。事実の解明は進むか。 by Charles Schmidt2021.4.22
  8. Why is it so hard to review the Johnson & Johnson vaccine? Data.
    接種中止のJ&J製ワクチン、データ不足で再開メド立たず
    重篤な副反応が報告されたことから、米国でジョンソン・エンド・ジョンソン製新型コロナワクチンの接種が一時中止となった。当局には速やかな再開の判断が求められる一方、データ不足によって安全性を検証する作業が困難になっている。 by Cat Ferguson2021.4.19
  9. Got your covid shots? You might have to prove it.
    現実問題となってきた「ワクチン・パスポート」にどう向き合うか?
    一部の国で新型コロナワクチン接種が進み、「ワクチン・パスポート」が現実的な問題として認識されるようになってきた。技術面および倫理面での複雑な事情により、システム開発者や政府は今や、大きな困難に直面している。 by Lindsay Muscato2021.4.16
  10. This family raised millions to get experimental gene therapy for their children
    灯された希望、「億超え」治療に賭ける親たちの葛藤
    遺伝子療法によって、血友病をはじめとする遺伝性疾患を治療するための道が開けた。しかし、超希少な遺伝性疾患を抱える子どもの親たちは、日本円にして億単位の資金を自力で調達する必要に迫られている。 by Antonio Regalado2021.4.16
  11. Why covid-19 might finally usher in the era of health care based on a patient's data
    新型コロナウイルス感染症の大きな謎の一つに、一見するとあまり大差のなさそうな感染者が、同じ病原体に対して大きく異なる反応を示すことがある。DNA自動解析装置の発明者の一人として知られるリロイ・フッド博士は、今回のパンデミックが、すべての人に適確医療を提供するという彼のビジョンを実現させるための貴重な機会になると見ている。 by Adam Piore2021.4.15
  12. The US says not to give Johnson & Johnson vaccines after a woman died from a rare blot clot
    米国でJ&J製ワクチン接種を一時中止、深刻な血栓
    米国で、ジョンソン・エンド・ジョンソン製新型コロナワクチン接種を一時中止するよう求める勧告が出された。米国ではすでに約680万回分の同社製ワクチンが接種されたが、6人の女性が深刻な血栓症を発症し、うち1人が死亡した。 by Antonio Regalado2021.4.14
  13. No one can find the animal that gave people covid-19
    世界保健機関(WHO)と中国の共同調査団が、新型コロナウイルスの発生源に関する調査報告書を発表した。原因は食用動物か、研究所からの流出か? 発生から1年経った今でも明確な答えは出ていない。 by Antonio Regalado2021.4.14
  14. US covid contract details are a “trade secret”—according to the contractors
    米政府の新型コロナシステム構築、「企業秘密」理由に黒塗り回答
    米国政府は、新型コロナのパンデミック対策のために投入した何十億ドルもの資金について透明性を確保していると主張しているが、実際に政府から資金を受け取っている企業は、法律の適用除外事由を利用して、旅費や人件費、さらには業務を請け負う資格についても非開示としている。 by Cat Ferguson2021.4.13
  15. Decoding the CRISPR-baby stories
    クリスパーを用いてヒト胚にゲノム編集を施し、赤ちゃんを誕生させるというタブーを犯した中国の若手研究者、フー・ジェンクイの事件をどのように読み解くかは、遺伝子編集の今後の展望を見極めるうえで重要となる。人類の未来にとって遺伝子編集が持つ意味を探る3冊の書籍の語り口を検証する。 by J. Benjamin Hurlbut2021.4.13
  16. How has the US pandemic response increased inequality? Look at New York’s nail salons.
    パンデミックで不平等はどう拡大したか?NYのネイルサロンの場合
    新型コロナウイルスのパンデミック期間中、ネイルサロンの従業員は危険を冒しても働き続けざるを得ず、感染率の高さに直面したにもかかわらず、政府からほとんど支援を受けられなかった。 by Mia Sato2021.4.5
  17. Why is it so hard to build government technology?
    コロナ禍で相次ぐトラブル、政府のシステム構築はなぜ難しいのか?
    新型コロナワクチンの配布や接触追跡など、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにおいて、大規模なテクノロジー・プロジェクトを成功させることの難しさが明らかになっている。状況を変えるには何をすべきか。専門家たちに話を聞いた。 by Cat Ferguson2021.4.1
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