気候変動/エネルギー
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地球工学研究に再び脚光? 世界の大富豪が資金提供、 最高4000万ドルも
ハーバード大学が昨年、実験中止を決めた太陽地球工学分野の研究に対し、非営利団体などによる資金流入が活発化している。ただ、公益に関わる分野だけに、資金源をめぐっては課題も多い。
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気候変動がボードゲームの題材に向いている理由
気候変動に対処する差し迫った必要性は、楽しい夜のための娯楽には不向きだと思うかもしれない。だが、ベストセラー・ゲーム「カタン」の新バージョンなど、気候変動を取り上げるゲームが増えている。
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中国テック事情:ゴゴロがバッテリー交換所を1万基も展開する理由
台湾で1万基以上の電動スクーター向けバッテリー交換ステーションを展開するゴゴロのCEOは、バッテリーのネットワークをバーチャル発電所として活用するアイデアを語った。
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EVバイクの充電ステーションをバーチャル発電所に、台湾地震で備え
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人気ボードゲーム「カタン」 新版で考えるエネルギー問題
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止まぬ大型車人気、世界的なSUVブームは気候対策にどう影響するか
世界的なSUV(スポーツ用多目的車)ブームが止まらない。クルマの大型化は気候対策にとってよい兆候ではないが、EVへのシフトが進めば大幅な二酸化炭素削減につながるかもしれない。
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マイクロソフトの脱炭素計画が足踏み、背景に生成AIブーム
膨大な電力を消費するとされる生成AIの気候への影響について、どの程度心配するべきだろうか。詳細に見ていくと、必ずしもAIによる電力消費だけを単純化して考えるべきではない理由が見えてくる。
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「2023年は2000年に一度の酷暑」はどうやって調べるのか
昨年の北半球の夏は、過去2000年において最も暑かったという。だが、気象台はおろか、まともな温度計もなかった時代の気温を研究者らはどのようにして知ることができたのだろうか。
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主張:エネルギー転換の本質、産業界の地殻変動に備えを
かつて貴重な金属でだったアルミニウムがありふれた金属になったように、豊富で再生可能な資源から得られる電気を動力源とする世界は、今や手の届くところまで来ている。
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EVシフト、充電部門閉鎖で明らかになった「テスラ頼み」の危うさ
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気候危機時代の食の選択肢 「培養肉」禁止が愚策だと言える理由
培養肉や代替畜産物は、持続可能なタンパク質の大量生産に向けた道筋を提供する。これらに本来求めるべきは、安全で美味しく、気候汚染を削減できることであるはずだ。
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エネルギー革命の主役に躍り出た蓄電池、押さえておきたいデータ3つ
蓄電池が電力セクターで急成長し、新規設置容量は前年の2倍に達した。米国ではすでに送電網において存在感を発揮し始めている。
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主張:地球工学実験、ふわっとした禁止議論に終止符を
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クリーン・エネ転換で採掘負荷は大幅減、石炭の20分の1
低排出エネルギーへの移行は化石燃料に比べ鉱物採掘を大幅に削減できることが分かった。ただし、採掘の環境・社会への影響を最小化することが不可欠だ。
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エタノール航空燃料、 気候問題への不完全な答え
持続可能な方法で生産されたトウモロコシを使用するエタノールは、米国政府から多額の税控除を受けられるようになった。しかし、航空燃料として使うことによる二酸化炭素排出抑制の効果には懐疑的な声もある。
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水素は万能か? 脱炭素のための現実的な利用法
水素は地球温暖化ガスの排出量を削減するためのツールとして、多用途での利用が期待されてきた。だが、ここに来て、クリーンな水素をどの用途に使うかが重要だと考えられるようになってきた。
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本誌読者が選んだ注目技術「熱電池」、その仕組みと作り方
エネルギーを熱として貯蔵する「熱電池」システムは、重工業の産業施設などから排出される地球温暖化ガスの削減に役立つ可能性がある。現在登場しているさまざまな種類の熱電池について詳しく見ていこう。
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絶滅に瀕するアザラシを救う、人工雪だまり作戦が温暖化でピンチ
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米国で「水素列車」導入、脱炭素化で鉄道後進国はどう変わる?
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低コストで即効性あり、飛行機のルート見直しが温暖化対策になる理由
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世界初の野心的試み、 ハーバードの地球工学実験は なぜ計画倒れに終わったか
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小嶌不二夫:世界を旅して「ごみ問題」を仕事にした起業家の思い
ごみ拾いSNSを展開するピリカの創業者である小嶌不二夫はごみ問題の状況把握のための活動をグローバルに展開し、問題の大きさを測るための世界共通の「ものさし」を世界で初めてつくろうとしている。
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米国で相次ぐ原発の「定年延長」、いずれ100年時代突入か
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レンガにエネルギーを蓄える「熱電池」に熱視線が注がれる理由
MITテクノロジーレビューの読者投票で、2024年のブレークスルー・テクノロジーの次点に熱電池が選ばれた。なぜ熱電池がいま注目されているのか。
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大気汚染の減少で温暖化が加速、解決策は地球工学?
大気汚染に対する近年の規制強化については、住民の健康被害が減少する一方で、太陽光を反射する大気中の二酸化硫黄の量が減って地球冷却効果が薄れることで、地球温暖化を加速する一因となっているとの指摘がある。