KADOKAWA Technology Review
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コンピューティング 2021年11月の記事

  1. NSO was about to sell hacking tools to France. Now it’s in crisis.
    世界的スパイウェア企業「NSO」、米制裁で企業存亡の危機
    イスラエルのNSOはこれまで、悪名高いスパイウェア「ペガサス」を幾多の独裁国家に販売してきたことを非難されつつもビジネスを続けてきた。しかし、米国政府が制裁を科すことを発表した現在、存亡の危機に瀕している。 by Patrick Howell O'Neill2021.11.25
  2. 楽天も出資する量子コンピューター企業、256キュービットの新記録
    ハーバード大とMITの物理学者が創業し、楽天も出資するスタートアップ企業「キュエラ・コンピューティング(QuEra Computing)」が、256キュービットの量子シミュレーターを開発した。量子論に基づく材料や力学のシミュレーションのほか、NP完全問題を解く量子アルゴリズムの構築にも取り組んでいる。by Siobhan Roberts2021.11.22
  3. 種類の異なる大腸菌が協力し合って迷路問題を解くという、驚くべき研究が実施された。生物による分散コンピューティングが利用できるようになれば、農業や医薬品など幅広い分野の複雑な問題解決に役立つかもしれない。 by Siobhan Roberts2021.11.22
  4. 誰もが「ムーアの法則」の行き詰まりを感じていた中で、オランダの企業ASMLは90億ドルと17年をかけて、不可能と見られていた極紫外線によるリソグラフィー装置を完成させ、チップのさらなる高密度化への道を開いた。by Clive Thompson2021.11.17
  5. 『指数関数的時代』に見る、超楽観的な未来像
    アジーム・アザールの新しい著書『指数関数的時代』は、驚異的なテクノロジーの成長が、豊かな時代につながると楽観的に予測している。だが、現実はもっと複雑であり、悲観的な見方もある。by David Rotman2021.11.16
  6. Where computing might go next
    コンピューティングが今後、どこに向かうのかを予測するには、テクノロジーの歴史を振り返るのが役に立つかもしれない。テクノロジーの進歩には常に人間が関与しており、コンピューティングの歴史は米国史のミニチュア版なのだ。by Margaret O’Mara2021.11.16
  7. This chemist is reimagining the discovery of materials using AI and automation
    トロント大学の化学者であるアスプル・グージック教授は、これまでは20年かかったような新材料探索のプロセスを、AIやロボットを組み合わせて自動化することで、数年あるいは数カ月にまで短縮しようとしている。 by Simon Lewsen2021.11.12
  8. We are awash in digital light
    ピクサー共同創業者であるアルヴィ・レイ・スミスが、コンピューター・グラフィックスの歴史をひもとく著作『A Biography of the Pixel(ピクセルの歴史)』を出版した。スミスは本書で、コンピュータグラフィックの発展に真に貢献した人物を描くとともに、「デジタル・ライト(Digital Light)」の革新性について語っている。 by Chris Turner2021.11.11
  9. “A grim outlook”: How cyber surveillance is booming on a global scale
    急成長するサイバー監視産業、高まる安全保障への懸念
    急成長するサイバー監視産業の実態について調査した報告書が発表された。多くの企業が製品を世界中に販売しており、今後深刻な状況に陥る可能性があると警告している。 by Patrick Howell O'Neill2021.11.11
  10. How two new supercomputers will improve weather forecasts
    米国立気象局は、超高性能なスーパー・コンピューターの導入を予定している。ハリケーンの進路予測、強度予測から、日々の天気予報まで、精度が大きく向上する見込みだ。 by Casey Crownhart2021.11.10
  11. Whatever happened to DNA computing?
    シリコントランジスタの微細化を原動力とするムーアの法則は、間もなく終焉を迎える。その一方で、シリコンの代替品は何年にもわたり提案され続けてきており、その一部は限られた用途ではあるが製品化もされている。by Lakshmi Chandrasekaran2021.11.9
  12. What’s missing from the push to diversify tech
    主張:掛け声だけの「多様性」、テック業界が本気で取り組む方法
    テクノロジー業界はダイバーシティやインクルージョンを謳っているが、実際の取り組みはほとんど宣言にとどまっている。現状を変える方法を提案する。 by Victor Mbarika2021.11.5
  13. Hackers are stealing data today so quantum computers can crack it in a decade
    将来の量子コンピューターの実用化を見越したサイバー攻撃者たちは、政府や企業の暗号化された機密情報をすでに収集し始めている。米国政府はこうした新たな脅威に対抗するために、ポスト量子暗号の取り組みを進めている。by Patrick Howell O'Neill2021.11.5
  14. The metaverse could actually help people
    ザッカーバーグも賭ける「メタバース」の夢、その問われる真価
    フェイスブック(「メタ」に社名変更)が今後、事業の核にすると発表した3次元バーチャル空間「メタバース」は、技術系エリートが使うばかげたキャッチフレーズのようにも聞こえるが、現実世界をよりよく変える可能性がある。 by John David N. Dionisio2021.11.4
  15. How we covered the evolution of computing
    コンピューターはどう進化してきたか?MITTRの誌面から
    MITテクノロジーレビューのバックナンバーをめくると、コンピューターの発展の様子が目に浮かぶようだ。人類史上初めて月を周回して地球に戻ってきたアポロ8号、マルチプロセッサー・システム、ウェアラブル・コンピューターの3つの記事から、コンピューティングの発展の歴史を振り返る。 by MIT Technology Review Editors2021.11.3
  16. How tackling tech’s diversity challenges can spur innovation
    デューク大のコンピューター科学者はなぜ「DEI」を学ばせるのか?
    コンピューター分野における多様性の重要性が指摘されているが、その取り組みはあまりうまくいっていない。人種や性別がテクノロジーの発展に与える影響を分析しているデューク大学のニッキー・ワシントン教授が、その理由について語った。by Melba Newsome2021.11.2
  17. These impossible instruments could change the future of music
    スーパーコンピューターを使って本物の楽器の音の再現を目指す英国の研究プロジェクトは、結果として音楽の新たな可能性を開いた。音楽家たちは現実にはあり得ない楽器を、現実にはあり得ない環境で演奏するようになったのだ。 by Will Douglas Heaven2021.11.2
  18. Laptops alone can't bridge the digital divide
    そしてそれはゴミになった「一人1台のパソコン」の失敗から得られた教訓
    日本政府のGIGAスクール構想をはじめとするデジタル教育の取り組みでは、子ども一人ひとりに「一人1台」の端末を配布すること自体が注目されがちだ。だが、それがスタート地点に過ぎないことは、15年以上前の有名な事例からも明らかだ。 by Morgan Ames2021.11.2
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