KADOKAWA Technology Review
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コネクティビティ

ソーシャル・メディア、バーチャル/強化現実、モバイル・コンピューティング、ブロードバンド、ビットコインとデジタル元帳、セキュリティとプライバシー、IoTについて。

  1. The US physics community is not done working on trust
    物理学界で繰り返される研究不正、再発防止には何が必要か
    悪質な研究不正事件を受けて、米国の物理学界はこの20年の間、再発防止に取り組んできた。だが繰り返される不正に対し、まだやるべきことが残っている。
  2. 安定して存在する1次元トポロジカル絶縁体、東北大などが発見

    東北大学、大阪大学、京都産業大学、高エネルギー加速器研究機構、量子科学技術研究開発機構の共同研究チームは、テルル(Te)からなる原子レベルで細い線(量子細線)が、1次元トポロジカル絶縁体であることを明らかにした。トポロジカル絶縁体とは、位相幾何(トポロジー)の概念を物質の電子状態の解析に取り入れることで、従来の絶縁体とは一線を画す、内側は絶縁体で表面だけ金属的な性質を示す新しい絶縁体物質を指す。

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  3. 半導体の層間絶縁膜に世界最小の穴開けを実現

    東京大学、味の素ファインテクノ、三菱電機、スペクトロニクスの研究グループは、半導体の層間絶縁膜に直径3マイクロメートルの穴を空けることに成功した。現在、半導体の層間配線では、絶縁膜に直径40マイクロメートルほどの穴を空けているが、実用化されているレーザー加工技術では小径化が困難と考えられていた。

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  4. 量子コンピューターはどう使われている? 大規模実態調査

    大阪大学と東京大学の研究グループは、2016年1月1日以降の量子コンピュータクラウドサービスの利用実態を調査した。2016年にIBMが量子コンピュータのクラウドサービスを開始して以来、量子コンピュータの専門家に限らず、ほかの分野の研究者や一般ユーザーも利用できる計算資源として普及しつつあるが、その利用実態を定量的に捉えた研究はまだなかった。

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  5. 東工大、最新スパコン「TSUBAME4.0」の運用を開始

    東京工業大学は、最新鋭のスーパーコンピューター「TSUBAME4.0」の運用を4月1日に開始した。x86_64アーキテクチャのマイクロプロセッサーとエヌビディアのGPUというTSUBAMEシリーズの特長を引き継ぎながら、最新のハードウェアを採用することで演算性能を引き上げた。

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  6. 大規模量子コンに向けた制御超伝導回路の原理を実証=産総研など

    産業技術総合研究所(産総研)、横浜国立大学、東北大学などの共同研究チームは、多数の量子ビットを制御可能な超伝導回路を提案し、回路動作の原理実証に成功した。室温に設置した機器と極低温に設置した機器をつなぐケーブル数の大幅な削減が可能となり、大規模量子コンピューターの実用化に向けた基盤技術となることが期待される。

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  7. The quest to type Chinese on a QWERTY keyboard created autocomplete
    中国語のキーボード入力が
    「オートコンプリート」の
    発明に変わるまで
    IMEを使った中国語のコンピューター入力は、欧米人には驚きの世界だ。だが、中国語の入力速度を劇的に短縮した仕組みは、世界中のユーザーが利用する「オートコンプリート」につながっている。
  8. 「量子超越性」を達成しやすい分野は?東大などが解析

    東京大学、NTTコンピュータ&データサイエンス研究所、および大阪大学の共同研究チームは、量子誤り訂正機能を備えた量子計算機が、古典計算機を凌駕する「量子超越性」を達成するための条件を明らかにした。

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  9. 量子コヒーレンスは無制限に増幅可能、東大が理論解析で解明

    東京大学の研究チームは、量子情報処理において貴重な資源とされている「量子コヒーレンス」に対し、「量子リソース理論」の枠組を用いて解析を実施。量子コヒーレンスは、無制限の増幅が可能であることを理論的に示した。

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  10. ボーズ粒子系における量子もつれの伝達速度限界を解明=理研など

    理化学研究所と京都大学の共同研究チームは、相互作用するボーズ粒子(光子などのボーズ・アインシュタイン統計に従う量子粒子)の系において「量子もつれ」が伝達する速度の限界を理論的に解明した。量子もつれは、二つ以上の粒子がその量子状態において密接に関連し合っている現象で、一方の粒子の状態を測定することで、即座に他方の粒子の状態が決定される性質を持つ。距離に関係なく瞬時に情報が伝わる特性があり、量子情報技術や量子コンピューティングにおいて重要な役割を果たす。

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  11. 次世代量子計算のカギとなる「マヨラナ粒子」を観測=東大など

    東京大学、京都大学、東北大学、東京工業大学、韓国科学技術院の共同研究チームは、環境ノイズに強い「トポロジカル量子コンピューター」実現の鍵となる「マヨラナ粒子」の存在を証明する決定的な証拠を得たとする研究を発表した。トポロジカル量子コンピューターは、従来の量子コンピューターとは異なる物理系を用いて、量子計算を実行する次世代型の量子コンピューターであり、周囲の環境の変化に強く、本質的にエラーを起こしにくいとされている。

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  12. 半導体量子ビットの操作を高速化する手法を開発=阪大

    大阪大学の研究チームは、半導体量子コンピューターの量子ビット情報を確実に操作する安定量子演算において、通念的な最適化手法を破る高速化法(ショートカット法)を実証した。量子回路内の初期化操作や、読み出し操作など、量子計算に不可欠でありながら非常に遅いとされていた重要な操作に希望を見いだす成果であり、半導体量子コンピューターの実現を後押しすることが期待される。

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  13. ダイヤモンドスピン量子ビット制御回路の極低温での動作に成功

    富士通と、デルフト工科大学(Delft University of Technology)とオランダ応用科学研究機構(TNO)が設立したキュー・テック(QuTech)の共同研究チームは、ダイヤモンドスピン量子ビットを制御する電子回路を、極低温で動作させる技術を開発した。同技術により、量子コンピュータ構築における配線を単純化し、スケーラビリティとパフォーマンスの両立を達成できる可能性があるという。

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  14. 光でGKP量子ビットを生成、大規模誤り耐性型量子計算へ前進

    東京大学、情報通信研究機構(NICT)、理化学研究所などの国際研究チームは、誤り耐性型量子コンピューター構築に有望とされる「GKP(Gottesman-Kitaev-Preskill)量子ビット」を、光で生成することに成功した。同チームが以前に開発した既存の大規模光量子プロセッサーと組み合わせることで、大規模な誤り耐性型光量子コンピューターの実現につながることが期待される。

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  15. NTTなど、世界で初めて電子の飛行量子ビット動作を実証

    NTTと仏サクレー原子力庁センター(CEA Saclay)、物質・材料研究機構、韓国科学技術院の共同研究チームは、グラフェン中を伝播する電子の軌道を量子的に操作することにより、世界で初めて電子の飛行量子ビット動作を実証した。飛行量子ビットとは、空間的に配置された素子に量子を通過させることで演算を実行する量子ビットである。飛行量子ビットを用いることにより、空間的に離れた量子コンピューターの接続が可能となるほか、原理的に大規模化可能な量子コンピューターの構築も期待されている。

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  16. 量子計算機の高効率性と高速性を両立する誤り耐性手法=東大

    東京大学の研究チームは、量子コンピューターにおける高効率性と高速性を同時に達成できる、誤り耐性のある計算手順の新しい仕組みを提案した。量子コンピューター開発における基盤技術として今後の活用が期待される。

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  17. 超伝導量子コンピューター国産3号機のクラウドサービスが開始

    大阪大学、理化学研究所(理研)、産業技術総合研究所などの共同研究チームは2023年12月22日に、国産3号機となる超伝導量子コンピューターのクラウドサービスを開始する。利用者は当面の間、現在42機関が参画する「量子ソフトウェアコンソーシアム」のグループワークに参加する受講者に限定し、17~42マイクロ秒のコヒーレンス時間を持つ相互接続した8量子ビット分を使って小規模な既存アルゴリズムの試験などから始める。

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  18. 量子ドットから発生する微小電流の高精度制御に成功=産総研など

    産業技術総合研究所とNTTの共同研究チームは、シリコン量子ドットで電子を1粒ずつ精密に制御し、大きさの決まった微小電流を発生させることに成功した。素子の違いによらず複数のシリコン量子ドットにおいて、大きさのそろった一定の電流を発生できることを実証したのは世界で初めて。

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  19. AI処理を高速・超低電力で実行する新技術を実証=東北大

    東北大学の研究チームは、高速・超低電力で演算が可能なスピントロニクス技術を用いた確率論的コンピューターを用いて、人工知能(AI)処理を実行する新技術を開発。「順伝播型ニューラルネットワーク」の動作を実証した。

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  20. 43量子ビットの高速シミュレーションができるボード=慶應大など

    慶應義塾大学、筑波大学の共同研究チームは、40量子ビット(キュービット)以上の状態ベクトル型の量子コンピューター・シミュレーションを実行できるボードを開発した。比較的安価で、設置もしやすいため、研究室などにおいても最大43量子ビットのシミュレーションが可能になるという。

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  21. It's shockingly easy to buy sensitive data about US military personnel
    米軍人の個人情報、ブローカーから簡単に購入できることが判明
    米国の現役の軍人や退役軍人の詳細な個人情報が、データ・ブローカーから驚くほど簡単に購入できることがわかった。国家安全保障にも関わる軍人の情報が簡単に手に入るという事実は、関係者に衝撃を与えている。
  22. 量子コンピューターのエラー抑制技術の理論限界を解明

    東京大学の研究チームは、量子コンピューターのエラー抑制技術の限界を理論的に証明し、「量子エラー抑制」のみを用いる現行の計算方式では、実行可能な演算回数が制限されることを、世界で初めて明らかにした。さらに、解明した理論限界を達成するような、エラーを最も効率よく除去できる最適な量子エラー抑制手法を、新たに同定した。

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  23. 東大、宇宙線を利用した測位で世界最高精度を記録

    東京大学と国際ミュオグラフィ研究所の研究グループは、宇宙線ミュー粒子を利用した測位技術「muPS」の精度を大幅に改善し、世界記録を更新した。宇宙線測位の実用化へ向けて前進した。

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  24. ハイブリッド量子状態の電気的検出に成功、情報処理応用に期待

    東京大学の研究チームは、テラヘルツ電磁波と電子を半導体ナノ構造中に閉じ込めることにより、非常に強く相互作用させ、光と粒子の両方の性質を併せ持ったハイブリッドな量子状態を実現。「量子ポイントコンタクト」と呼ばれるナノ構造を導入することによって、単一の光共振器中のハイブリッドな量子状態を、電気信号として高感度に取り出す技術を確立した。電子が持つ量子情報を、テラヘルツ電磁波を介して遠方に運べるようになるとして、量子情報処理技術への応用に向けた重要な要素技術となることが期待される。

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  25. 安全で効率的なポスト量子暗号の基盤技術を開発=NTTなど

    NTTとニューヨーク州立大学ストーニーブルック校の共同研究チームは、量子計算機に対する頑強性と、達成したい安全性強度に通信回数が依存しないという通信効率性(定数ラウンド性)を同時に達成するコミットメントを、暗号理論における最も基本的な構成要素である「一方向性関数」のみを用いて世界で初めて構成した。ゼロ知識証明や秘密計算など、より高機能な暗号プロトコルの構成要素として幅広い応用が期待される。

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  26. 次世代暗号の解読コンテストで世界記録、ポスト量子暗号へ=東大

    東京大学の研究チームは、次世代暗号の解読コンテストである「MQチャレンジ」において、これまでに解かれたことがない次元の暗号を解読し、世界記録を達成した。MQチャレンジは、量子コンピューターでも解読できないポスト量子暗号の安全性を評価するための解読コンテストで、特に多変数多項式を用いた暗号に関する解読問題が出題されている。研究チームは、これまでに解読されていない最も難しいレベルである問題(Type VI、次元 31、方程式数 21)の解読に約9時間で成功した。

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  27. How the idea of a "transgender contagion" went viral—and caused untold harm
    波紋広げた研究論文、
    トランスジェンダー伝染説は
    いかにして利用されたか
    性別違和(性同一性障害)はネットを介して伝染し、突然発症する——。5年前にある医師が発表した「ROGD(急性性別違和症候群)」をめぐる1報の論文は、科学的根拠に乏しいと否定されたにもかかわらず、今も大きな影響を与え続けている。
  28. How new tech is helping people circumvent digital authoritarianism
    一見ニッチなグーグルのネット検閲回避技術に注目すべき理由
    自由なインターネット・アクセスを禁じ、検閲に力を入れる権威主義国家の動きが目立っている。グーグルは、検閲から逃れる上で有効な技術を開発し、アプリに組み込める形で公開した。なぜこの取り組みに注目すべきなのか。その理由を説明しよう。
  29. What’s next for the world’s fastest supercomputers
    エクサスケール時代突入で
    スパコンは何をもたらすか
    2022年5月に公開された世界最速スパコン「フロンティア」は、1秒間に100京回以上の演算を実行するエクサスケール・コンピューティングの時代の幕開けとなった。今後も続々登場するこうしたスパコンは、私たちに何をもたらすのだろうか。
  30. Google has a new tool to outsmart authoritarian internet censorship
    グーグル、ネット検閲を回避するVPNのSDKを提供
    グーグルのジグソー部門は、権威主義的国家などによるインターネット検閲を回避するVPNのソフトウェア開発キット(SDK)をリリースした。2022年にイラン政府が実施したインターネット遮断に対抗するために開発したものだという。
  31. 「スキルミオン」の磁気光学効果を初観測=東大など

    東京大学と理化学研究所の共同研究チームは、次世代メモリーの候補として世界的な研究が進められている磁気スキルミオンが光の偏光面をねじる「トポロジカル磁気光学カー効果」の観測に世界で初めて成功した。同効果が広い周波数帯の光で生じることが明らかになり、レーザーフォトニクスでスキルミオンが検出できることが示されたことで、将来的には光を使った高速かつ非接触なスキルミオン読み取りへの応用が期待される。

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  32. Exposing the messy, technologized, and undervalued nature of reproductive labor
    アニー・リュー
    過小評価された
    生殖労働の本質を暴く
    アートとテクノロジーが交差するアーティストのアニー・リューの作品の優れた点は、21世紀に母親であることのフラストレーションを捉える、その正確さだ。
  33. How face recognition rules in the US got stuck in political gridlock
    「禁止」と「無規制」の対立で暗礁に乗り上げた顔認識規制
    米国で顔認識テクノロジーの使用禁止を求める動きが、暗礁に乗り上げている。完全禁止派と無規制派の意見が対立し、規制に向けた動きが止まってしまっている。
  34. The chip patterning machines that will shape computing’s next act
    最先端の半導体チップの製造で重要な役割を担うのがリソグラフィー装置だ。現代のコンピューティングの発展に欠かせないその技術の歴史は、研究者の何気ない思いつきから始まった。
  35. Face recognition in the US is about to meet one of its biggest tests
    米国で一時高まった
    「顔認識規制」の動き、
    その後を追う
    全米で一時広がりを見せていた「顔認識」テクノロジー禁止の動きはここ数年で鈍化している。部分的な規制に落ち着いたマサチューセッツ州の法案は、米国における規制の基準となるかもしれない。
  36. This UK startup engineered a clever way to reuse waste heat from cloud computing
    サーバー設置でお湯代タダに、英スタートアップのユニークな試み
    コンピューティングの際にサーバーから発生する熱を有効活用することを目指すユニークなスタートアップ企業が登場した。サーバーをデータセンターに置く代わりに家庭に設置し、サーバーの熱を利用して各家庭で使うお湯を沸かそうというのだ。
  37. China is escalating its war on kids’ screen time
    中国テック事情:厳しい未成年のスマホ規制、世界に広がるか
    中国政府が、未成年者のビデオゲームやインターネット利用に対する規制を強化する方針を発表した。利用可能な時間やコンテンツを細かく定め、メーカーなどに「未成年モード」の導入を求める厳しい内容だ。
  38. Review: Survival of the Richest
    書評『デジタル生存競争』:テック起業家はなぜ終末を憂うのか?
    ダグラス・ラシュコフ著『デジタル生存競争』は、富を手にした米国の若き成功者に共通するマインドセットを浮き彫りにし、オカルトじみた終末観の原因となっているテクノロジーの眩惑を解き明かす。
  39. How to hack a smart fridge
    エアコン、テレビ、冷蔵庫——スマート家電は何を知っているか?
    冷蔵庫やエアコンなどの家電製品が、インターネット接続機能を持ち始めて久しい。今や、私たちの自宅にあるどの機器がインターネットにつながっているのか完全に把握することは難しくなっている。IoT機器はどれほどの情報を握っていて、どこにデータを送っているのだろうか。
  40. The Twitter accounts that impersonate Chinese celebrities for clout and cash
    中国テック事情:ツイッター利用禁止の中国で「なりすまし」が横行
    利用が禁止されている中国で、ツイッター(X)のなりすましが増えている。実在の中国著名人を騙って政治批判を投稿し、数十万人のフォロワーを獲得しているようだ。
  41. What’s next for China’s digital currency?
    いち早くデジタル通貨(CBDC)の実験を始めた中国が、デジタル人民元(e-CNY)の普及に苦戦している。公務員の給与支払い、学生証との統合などさまざまなアイデアが試されたが、ここに来て目標を国外へと変更した可能性がある。
  42. キャッシュ・サイド・チャネル攻撃を防ぐ技術、NTTなど開発

    日本電信電話(NTT)、東北大学、ドイツ・ルール大学ボーフムの研究グループは、マイクロプロセッサーが搭載するキャッシュ・メモリーから情報を盗み出そうとする「キャッシュ・サイド・チャネル攻撃」を防ぐ技術を開発した。

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  43. The future of TikTok bans
    実効性のないティックトック禁止法、その目的は?
    米国モンタナ州で今年5月、ティックトックを禁止する法律が成立した。しかし、現実的に考えると特定のインターネット・サービスを狙って禁じることは難しい。
  44. How tech companies got access to our tax data
    米税務申告企業、数百万人分の個人情報をメタやグーグルに送信
    グーグルやメタといった大手テック企業は、ユーザーの興味に合う広告を表示するために、ユーザーの行動を追跡する技術を利用している。米国では税務申告支援サービスで数百万人分の個人情報が送信されていることが分かり、波紋が広がっている。
  45. Is the digital dollar dead?
    現金に代わる「デジタル・ドル」は一時大きな注目を浴びた。だがその後、政治的な議論に発展し、FRSとMITの研究プロジェクトが終了するなど、停滞している。
  46. 光量子コンピューターで「掛け算」、原理実証に成功=理研など

    理化学研究所と東京大学らの国際共同研究グループは、量子計算のための光電場の非線形測定を初めて実現した。同研究成果により実現した測定は、光を使った量子コンピューター(光量子コンピューター)において汎用的な量子計算を可能にする非線形計算に相当し、誤り耐性型汎用光量子コンピューターの基礎原理となることが期待される。

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  47. The forgotten history of highway photologs
    グーグルからさかのぼること45年、官製ストリートビューがあった
    グーグル・ストリートビューが登場する数十年前、米国では州政府のバンが道路を撮影し、豊かな歴史を視覚的に記録していた。
  48. 中赤外ハイパースペクトルイメージングを高速化=豊田工大と名工大

    豊田工業大学と名古屋工業大学の研究グループは、中赤外光を使ったイメージング技術の一種である「中赤外ハイパースペクトルイメージング」を大幅に高性能化する技術を開発した。計測時間を1桁以上短縮する。

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  49. Shein’s charm offensive is off to a rocky start
    格安ブランド「シーイン」、インフルエンサー戦略が裏目に
    ファストファッション業界で躍進しているシーインは、中国における自社の労働環境に対する非難に応えるため米国のインフルエンサー6人を招いて工場見学をさせた。だが、このソーシャルメディアキャンペーンは幅広い反発を招く結果となった。
  50. I ordered a bubble tea by drone in Shenzhen
    中国テック事情:深センで実際に体験したドローン配達のリアル
    中国のメイトゥアンはドローンによる食品配達を深センで始めている。実際に現地で体験してみると、その配達プロセスは人力に頼っており、まだスムーズとは言えないものだった。
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