中国の研究者が昨年誕生させた「遺伝子編集ベビー」について、新たな研究結果が発表された。ある研究者が「UKバイオバンク」に登録されている人々の遺伝子情報を調べたところ、同様の遺伝子変異を持つ人々が短命であることが分かったという。
「リキッド・バイオプシー」の先駆者として知られるジョンズ・ホプキンズ大学のバート・フォーゲルシュタイン博士らが実用化へ向けて新たな企業を設立した。がんを早期発見することで、治療を施しやすくするという。
ケンブリッジ大学の研究チームは、大腸菌の全遺伝子の置き換えととともに遺伝コードの書き換えに成功した。自在な物質を合成できる細菌の作成もいずれ可能になるかもしれない。
脊髄性筋萎縮症(SMA)に対する遺伝子療法の治療薬「ゾルゲンスマ」が米国食品医薬品局(FDA)に承認された。200万ドルという高額な遺伝子療法は、保険市場に混乱を引き起こす恐れがある。
DIY遺伝子療法で有名なバイオハッカーが、無免許での医療行為の疑いで、近くカリフォルニア州当局の聴取を受けることが明らかになった。
スマホカメラを利用して自宅で尿検査を実施できるシステムが英国で初めて商用展開され、その結果が発表された。これまで検査を受けなかった人々の多くが受検し、医療費の削減が見込めることがわかったという。
ハーバード大学医科大学院の研究チームが、心臓内部を自律的に移動できるロボット・カテーテルを開発した。ゴキブリの移動にヒントを得たという。
早産で生まれる赤ちゃんは、毎年1500万人にも及ぶ。早産の可能性を予測できれば、その命を救えるかもしれない。スタンフォード大学のステファン・クエーク教授はリスクの低い血液検査による予測方法を開発し、商用化に取り組んでいる。
トランプ大の1000ドルDNA解読機が科学の現場を変えようとしている。巨大企業に挑む英国のオックスフォード・ナノポアは、新たな市場を創出できるだろうか。