気候変動/エネルギー
-
水素燃料電池搭載の航空機、英スタートアップ企業が試験飛行
スタートアップ企業のゼロアヴィアが水素燃料電池の一部を動力源として利用する航空機の試験飛行に成功した。温室効果ガスの排出削減が難しい航空産業にとって、重要な一歩となる。
-
世界の「再エネ化」を進める材料、地球上に十分に存在
気候変動対策のためのインフラを構築するためには材料が必要だ。新たな研究によって、それらの材料の埋蔵量は十分であることが明らかになった。だが、採掘・加工に伴う、重大な社会的・環境的課題が指摘されている。
-
「X」最新プロジェクトは ロボット「海藻」調査、 本誌記者が現場に初潜入
-
メキシコ政府が「太陽地球工学」実験禁止へ、研究者らの反応は?
太陽地球工学の実験として成層圏に反射粒子を放出しようとしたスタートアップ企業の試みの後、実験の現場となったメキシコの政府は太陽地球工学の実験を禁止する計画を発表。科学者たちに難しい問題を提起した。
-
テスラ元CTOはなぜEV電池リサイクルに転じたか? 課題と展望を聞く
テスラの初代CTOを務めたJ. B. ストラウベルは同社を退職後、バッテリー・リサイクルの企業であるレッドウッド・マテリアルズを立ち上げた。課題と今後の展望について話を聞いた。
-
トヨタの賭け、EV一辺倒ではなくハイブリッド車を売り続ける理由
-
メキシコで硫黄粒子をばら撒いた地球工学ベンチャーの言い分
あるスタートアップ企業が、地球温暖化を阻止する取り組みの一環として、大気中に粒子を放出したという。同社は道徳的に正しいことをしていると主張するが、多くの専門家は同社の行為を厳しく批判している。
-
核融合、「悲願のブレークスルー」の読み解き方
-
環境も農家も救う「ソーラーシェアリング」が注目される理由
太陽光パネルを高めに設置することで少し日陰を作り、発電や営農に利用するソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)が、温暖化対策や農家の収益増、都市問題の解決につながる可能性があると注目されている。
-
MIT発ベンチャーの「溶融塩」、送電網向け蓄電池の主流になるか
再生可能エネルギーの普及に伴って、送電網向け蓄電池への期待が高まっている。現在普及しているリチウムイオン電池とはニーズのミスマッチがあるため、多くの企業が新しいエネルギー貯蔵手段を研究中だ。
-
動き出した浮体式洋上風力発電、今後の課題は?
カリフォルニア州で実施された浮体式洋上風力発電タービン設置用地の競売は、5社が合計7億5700万ドルで落札した。カリフォルニア州での今回の取り組みは、世界の風力発電にどのような意味を持つのだろうか。
-
世界初、核融合実験でエネルギー純増を達成=実現可能性示す
-
カリフォルニア大規模洋上風力発電、クリーンエネの中心地になるか
カリフォルニア州で先週、大規模な浮体式洋上風力発電用地の入札が実施された。巨大クリーン電力源の扉が開かれる可能性がある一方、船舶の確保や規制・許認可など、乗り越えなければならない課題も多い。
-
COP27閉幕、気候被害救済で合意も物足りぬ成果
会期を2日間延長して閉会した気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)は物足りない合意で終わった。累積排出量でトップの米国と、現在の排出量でトップの中国が、互いに責任をなすりつけ合っている。
-
主張:史上最大の気候変動法「インフレ抑制法」に足りないもの
米国の「インフレ抑制法」は、企業の経済的成功と気候変動抑制を結びつけることに成功し、米国の気候変動政策を大きく前進させるものだ。だが、この法案にまだ足りないものがある。
-
次世代太陽電池、洋上風力、蓄電池は送電網をどう変えるか?
すでに再生可能エネルギーの導入は始まっているが、研究所やスタートアップ企業がもたらすさらなる進歩が、技術をさらに前進させる。その前進によって、気候変動の目標を達成することはできるのだろうか。
-
気候変動の責任は誰に?3つのグラフから考える
-
COP27開幕、単なる「話し合い」に終わらせないために何が必要か
-
テスラ元CTOが作った電池リサイクル工場、間もなく稼働へ
-
米国政府がバッテリー産業に大規模投資、これまでとの違いは?
-
重工業はなぜ、気候問題で「解決困難なセクター」であり続けるのか?
鉄鋼、セメント、化学薬品、つまり重工業は、全世界の温室効果ガス排出量のうち、相当な割合を占める量を排出している。気候変動を抑制するには、重工業からの排出を抑制する必要があるが、簡単なことではない。
-
「洪水に強いイネ」作った遺伝学者が目指す炭素回収の狙い
人類はこれまで、植物の遺伝子を改変して、収量増加などの恩恵を受けてきた。現在では、技術開発のおかげで遺伝子改変の精度が上がっている。科学者たちは炭素除去にも遺伝子改変を利用しようと取り組んでいる。
-
気候変動を止めるためにはブレークスルーがもっと必要だ
-
主張:EV移行を機に自動車業界は「大型化」をやめるべきだ
-
「投資先なんてないと思っていた」ビル・ゲイツ、気候会議で語る
ビル・ゲイツは、気候変動に特化した「ブレークスルー・エナジー」ファンドの設立当初、投資先が見つからないことを懸念していたという。同ファンドが主催した会議で、楽観的な見通しを語った。