13歳でチェス・マスターとなったキャシー・ゴンは、その4年後には飛行機の片道切符を手にニューヨーク市へ向かった。コロンビア大学に入学するためだった。当時は英語がほとんどわからなかったが、研究を続ける中で習得していった。
卒業後、中国に帰国したゴンは、恐れを知らない若いテクノロジー系の起業家たちの中で、急速に頭角を現していった。ゴンはさまざまな業界で、いくつもの起業をしていった。そのうちの1つがロー・エイアイ(Law.ai)である。機械学習の会社、ロー・エイアイは、ロボットの離婚弁護士「リリー(Lily)」や、同じくロボットのビザ・移民弁護士「マイク(Mike)」を開発した。最近、ゴンのチームは、ワファ・ゲーム(Wafa Games)という新会社を立ち上げた。ゴンは「ほとんどのゲーム会社が無視している」という中東市場に挑もうと考えている。
(ナネット・バーンズ)
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