5年前、トロント大学の市民ラボの研究員になったフィリッパ・ジルは、Webサイトが検閲されていることを計測する方法がないことを知って驚いた。そこでジルは、検閲を検出し計測する新しい定量化ツールを開発した。現在、ジルはマサチューセッツ大学アーマスト校のコンピュータ科学の助教授を務めている。
Webサイトが政府や法人などによって遮断されていることをユーザに知らせる、いわゆるブロックページを自動的に検出するのが、測定方法の1つだ。2015年にジルと同僚の研究員は、イエメンの国有インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)が、武力紛争中に政治的コンテンツをブロックするトラフィック・フィルタリング装置を使っていたことを確かめた。
(マイク・オーカット)
- 人気の記事ランキング
- Geoffrey Hinton tells us why he’s now scared of the tech he helped build ジェフリー・ヒントン独白 「深層学習の父」はなぜ、 AIを恐れているのか?
- MITTR Emerging Technology Nite #23 Plus MITTR主催「生成AI革命2」開催(オンライン&東京)のご案内
- Meet the people who use Notion to plan their whole lives 生産性マニアが「Notion」で生活の95%を回す理由
- Design thinking was supposed to fix the world. Where did it go wrong? 世界を変えるはずだった 「デザイン思考」とは 何だったのか?
- A chatbot that asks questions could help you spot when it makes no sense チャットGPT、「質問付き」回答で騙される人が減ることが判明