人工知能(AI)が「重大な段階」に達した、とガン・ワンはいう。今やAIは研究段階を終え、一般市場向けの消費者製品として市場に出回る準備が整っている。
3月にアリババのAI研究所に加わったワンは、世界最大の消費者市場で、世界で最も野心的な企業のために、消費者向けAIの製品化を進める最前線に立っている。ワンは7月にリリースされた、アリババ初となるAIベースの製品「ティーモール・ジニー(Tmall Genie)」の開発に加わった科学者の一人だ。アマゾンのエコー(Echo)と同様、ティーモール・ジニーはアリババの買い物サイトでの購入、音楽の再生や音声コマンドによるカレンダーのチェックなどのタスクを実行できる。
「ニューラルネットワークの設計は、現実のアプリケーションと結び付けられる必要があります」とワンは語る。「そうすれば、商用環境において有益な製品を作り出すことができるのです」 。
(イーティン・サン)
- 人気の記事ランキング
-
- AI can make you more creative—but it has limits 生成AIは人間の創造性を高めるか? 新研究で限界が明らかに
- Promotion Call for entries for Innovators Under 35 Japan 2024 「Innovators Under 35 Japan」2024年度候補者募集のお知らせ
- A new weather prediction model from Google combines AI with traditional physics グーグルが気象予測で新モデル、機械学習と物理学を統合
- How to fix a Windows PC affected by the global outage 世界規模のウィンドウズPCトラブル、IT部門「最悪の週末」に
- The next generation of mRNA vaccines is on its way 日本で承認された新世代mRNAワクチン、従来とどう違うのか?