KADOKAWA Technology Review
×
構想者
JON HAN
35歳未満のイノベーター35人 2017構想者
現状に満足しないイノベーターたちは、物事を劇的に改善することを目指しています。

Greg Brockman グレッグ・ブロークマン (28)

所属: オープンAI

AIに羞恥心を与えようと考えている研究者。

人間のような人工知能(AI)の実現はまだ先が長いが、今こそAIの安全性について検討を開始すべき時であるとグレッグ・ブロークマンは考えている。オンライン決済企業であるストライプ(Stripe)の設立に協力した後、イーロン・マスクらと「オープンAI(OpenAI)」を共同で設立したのもそのためである。

非営利の研究グループであるオープンAIは、AIがさらに高度化しても、人間社会に対して確実に有益であり続けることに力を入れている。ブロークマンはオープンAIにおいて、研究者の採用から、新たな学習アルゴリズムを試すための支援に至るまで、多くの重要な役割を担っている。ブロークマンによれば、AIシステムが誤った行動を犯さないようにするためには、いずれ羞恥心に似たものが必要になってくるという。「AIは人類が創り出す、史上最も重要なテクノロジーになるでしょう」とブロークマンは言う。「だからこそ、正しさが重要なのです」。

(マイク・オーカット)

人気の記事ランキング
  1. Advanced solar panels still need to pass the test of time ペロブスカイト太陽電池、真の「耐久性」はいつ分かる?
  2. Why hydrogen is losing the race to power cleaner cars 「いいことずくめ」の水素燃料電池車はなぜEVに負けたのか?
  3. I used generative AI to turn my story into a comic—and you can too プロンプト不要、生成AIで誰でも物語からマンガが作れる
  4. Trump wants to unravel Biden’s landmark climate law. Here is what’s most at risk. 「もしトラ」に現実味、トランプ返り咲きで気候政策はどうなる?
人気の記事ランキング
  1. Advanced solar panels still need to pass the test of time ペロブスカイト太陽電池、真の「耐久性」はいつ分かる?
  2. Why hydrogen is losing the race to power cleaner cars 「いいことずくめ」の水素燃料電池車はなぜEVに負けたのか?
  3. I used generative AI to turn my story into a comic—and you can too プロンプト不要、生成AIで誰でも物語からマンガが作れる
  4. Trump wants to unravel Biden’s landmark climate law. Here is what’s most at risk. 「もしトラ」に現実味、トランプ返り咲きで気候政策はどうなる?
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る