タリス・ゴメスは、「ブラジルのウーバー」と呼ばれるイージータクシー(EasyTaxi)のCEO(最高経営責任者)として4年間働いた後、2015年に同じコンセプトを新しい分野、すなわち美容産業に応用すると決めた。
シヌー(Singu)と呼ぶオンデマンド・サービス・プラットフォームで、顧客はマッサージ、ネイリスト、そのほかの美容専門家を自宅やオフィスに呼び出せる。スケジュールは、シヌーおよびサード・パーティーからのデータ(位置情報や天候を含む)を考慮したアルゴリズムで調整される。顧客の数は店舗を訪れるより人よりも少ないとみているが、諸経費が必要ないため、より多くの収益を得られる。ゴメスによると、このアルゴリズムにより、1人のネイリストは1カ月で110人の顧客、2000ドルの収入を得られるという。弁護士や若手エンジニアの収入に匹敵する金額である。
(ナネット・バーンズ)
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