KADOKAWA Technology Review
×
【夏割】年間購読料が今なら20%オフ!お得なキャンペーン実施中
材料科学
Chad Hagen
35歳未満のイノベーター35人 2022材料科学
ナノスケールのコンポーネントで設計・製造された材料が、科学と工学のあらゆる分野の可能性を変える

Hyunwoo Yuk ヒョヌ・ヤック

所属: サナ・ヒール(SanaHeal)

組織や臓器を修復できる生体接着剤を開発。出血や漏出を10秒以内に塞ぐ。

私たちは紙や木、石のようなものには接着剤が使えることを知っている。だが、ヒト組織のように湿っていて柔らかなものに対しては、テープや糊は突如としてほとんど役に立たなくなる。サナ・ヒール(SanaHeal)の共同創業者兼最高技術責任者(CTO)であるヒョヌ・ヤック(33)は、この課題の解決を目標にしている。フジツボやクモの巣など、自然界にある粘着性のあるものをヒントに、組織や臓器をほぼ瞬時に修復できる生体接着剤を開発したのだ。「特に準備をしたり追加の手順を踏むことなく、さまざまな臓器からの深刻な出血や漏出を10秒以内に塞げることを実証しました。まるで水漏れするパイプをダクトテープで補修するような便利さです」とヒョヌCTOは言う。

人気の記事ランキング
  1. Three big things we still don’t know about AI’s energy burden ようやく出てきた生成AIの電力消費、残された3つの疑問
  2. Synthesia’s AI clones are more expressive than ever. Soon they’ll be able to talk back. 「不気味の谷」越え近づく? 進化した最新AIクローン技術
人気の記事ランキング
  1. Three big things we still don’t know about AI’s energy burden ようやく出てきた生成AIの電力消費、残された3つの疑問
  2. Synthesia’s AI clones are more expressive than ever. Soon they’ll be able to talk back. 「不気味の谷」越え近づく? 進化した最新AIクローン技術
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る