KADOKAWA Technology Review
×
35歳未満のイノベーター35人 2022気候変動
今後10年間で、温室効果ガスの排出量をギガトンレベルで削減するには、何十もの画期的な気候テクノロジーが必要になる。

Sean Hunt ショーン・ハント (33)

所属: ソリューゲン(Solugen)

酵素と金属触媒を使って糖を工業用科学物質に変え、年間3万トン相当以上の二酸化炭素を相殺する。

現在、家庭や工場で使用されている化学物質の多くは、石油を原料として製造されている。ショーン・ハント(33歳)が共同創業者を務めるソリューゲン(Solugen)は、酵素と金属触媒を使って、これまでよりはるかに少ない二酸化炭素排出量で糖を工業用化学物質に変えている。テキサス州にあるソリューゲンの最初の施設では、水処理、農業、工業用洗浄剤に使われる化学物質を年間1万トン生産し、3万トン相当以上の二酸化炭素を相殺する。この施設は100%再生可能な電力で稼働し、排出ガスや汚水は一切発生しない。

人気の記事ランキング
  1. The AI Act is done. Here’s what will (and won’t) change ついに成立した欧州「AI法」で変わる4つのポイント
  2. Apple researchers explore dropping “Siri” phrase & listening with AI instead 大規模言語モデルで「ヘイ、シリ」不要に、アップルが研究論文
  3. Advanced solar panels still need to pass the test of time ペロブスカイト太陽電池、真の「耐久性」はいつ分かる?
人気の記事ランキング
  1. The AI Act is done. Here’s what will (and won’t) change ついに成立した欧州「AI法」で変わる4つのポイント
  2. Apple researchers explore dropping “Siri” phrase & listening with AI instead 大規模言語モデルで「ヘイ、シリ」不要に、アップルが研究論文
  3. Advanced solar panels still need to pass the test of time ペロブスカイト太陽電池、真の「耐久性」はいつ分かる?
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る