KADOKAWA Technology Review
×
医学/生物工学
Chad Hagen
35歳未満のイノベーター35人 2022医学/生物工学
バイオテクノロジーの可能性を書き換える。

Benjamin Oakes ベンジャミン・オークス

所属: スクライブ・セラピューティクス(Scribe Therapeutics)

クリスパー治療の応用可能性を広げる遺伝子編集システムを開発。

遺伝子編集ツール「クリスパー(CRISPR)」は研究分野に革命をもたらしたが、病気の治療への応用は難しいのが現状だ。安全性を完全に保証できる治療法を具体化することは難しいことが判明しており、治療の効果を体内にもたらすことにも入り組んだ厄介な問題が伴う。そうした問題を解決するために、スクライブ・セラピューティクス(Scribe Therapeutics)の最高経営責任者(CEO)であるベンジャミン・オークス(33)は、新しいCRISPR酵素を最適化し、さまざまな遺伝子編集システムをパッケージ化する方法の開発を進めている。「私たちが開発した遺伝子編集ツールはより活性が高く、より生産性の高い遺伝子編集が可能です。また、より高い精度でゲノムの任意の部分をより特異的的に標的とするよう改善を加えており、よりコンパクトにもなっています」。上記の特徴によって、多くの疾患の根幹に狙いを定めることが可能になる。

人気の記事ランキング
  1. We finally have a definition for open-source AI 「オープンソースAI」問題ついに決着、OSIが定義を発表
  2. Here’s how people are actually using AI カネにならない生成AIブーム、LLMはどう使われているか?
  3. The US physics community is not done working on trust 物理学界で繰り返される研究不正、再発防止には何が必要か
人気の記事ランキング
  1. We finally have a definition for open-source AI 「オープンソースAI」問題ついに決着、OSIが定義を発表
  2. Here’s how people are actually using AI カネにならない生成AIブーム、LLMはどう使われているか?
  3. The US physics community is not done working on trust 物理学界で繰り返される研究不正、再発防止には何が必要か
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る