KADOKAWA Technology Review
×
医学/生物工学
Chad Hagen
35歳未満のイノベーター35人 2022医学/生物工学
バイオテクノロジーの可能性を書き換える。

Mijin Kim キム・ミジン

所属: スローン・ケタリング記念がんセンター

機械学習と特殊なセンサーを組み合わせ、卵巣がんの「指紋」を血液から検出する技術を開発。

毎年、世界では18万4000人以上の女性が卵巣がんで亡くなっている。がんの早期発見技術が進めば、その数字は大きく減るだろう。スローン・ケタリング記念がんセンターの博士研究員であるキム・ミジン(32)は、機械学習と特殊なセンサーを組み合わせ、卵巣がんの「指紋」を血液から検出する技術を開発した。キム博士研究員は、この液体生検の技術が他の病気でも早期発見に役立つことを期待している。「この手法は、数々の病気の検出に応用できるようになるでしょう。それも急速な勢いで、です。センサーから十分なデータさえ得られれば、このシステムでアルゴリズムを訓練して、ほとんどの病気を検出できるようになる可能性があります」。

人気の記事ランキング
  1. Why it’s so hard for China’s chip industry to become self-sufficient 中国テック事情:チップ国産化推進で、打倒「味の素」の動き
  2. How thermal batteries are heating up energy storage レンガにエネルギーを蓄える「熱電池」に熱視線が注がれる理由
  3. Researchers taught robots to run. Now they’re teaching them to walk 走るから歩くへ、強化学習AIで地道に進化する人型ロボット
人気の記事ランキング
  1. Why it’s so hard for China’s chip industry to become self-sufficient 中国テック事情:チップ国産化推進で、打倒「味の素」の動き
  2. How thermal batteries are heating up energy storage レンガにエネルギーを蓄える「熱電池」に熱視線が注がれる理由
  3. Researchers taught robots to run. Now they’re teaching them to walk 走るから歩くへ、強化学習AIで地道に進化する人型ロボット
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る