KADOKAWA Technology Review
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【4/24開催】生成AIで自動運転はどう変わるか?イベント参加受付中
35歳未満のイノベーター35人 2022気候変動
今後10年間で、温室効果ガスの排出量をギガトンレベルで削減するには、何十もの画期的な気候テクノロジーが必要になる。

Magi Richani マギ・リチャニ (33)

所属: Nobell Foods

植物由来の乳製品をクリーミーでおいしくするテクノロジーで、乳製品の生産がもたらす負の影響を緩和する。

食肉生産が環境に大きな悪影響を及ぼすことはすでに広く知られた事実だが、乳製品の生産がもたらす負の影響に目を向ける人は少ない。マギ・リチャニ(33歳)は、牛に頼らずに、害が少なく、しかもおいしい乳製品の製造に取り組んでいる。「私たちのテクノロジーを使えば、牛に頼らずとも、植物から直接乳タンパク質を作ることができます」とリチャニは言う。彼女の見解によると、ほとんどの植物由来の乳製品には、クリーミーな食感を生み出しているカゼインというタンパク質が欠けている。ノーベル・フーズ(Nobell Foods)では、遺伝子組換え大豆のカゼインを使ったチーズを製造しており、2023年中に最初の製品を市場投入することを目標にしている。

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