
ファッション業界では年間およそ1000億着の衣類が製造され、そのうち30%は売れ残る。ベス・エスポネット(34)は、オンデマンドで衣類を作ることで、その無駄を省けないかと考えた。その結果として共同で設立した「アンスパン(Unspun)」は、既存の3Dスキャン・ソフトウェアに加えて自社開発のソフトウェアを使い、スキャンしたものを完璧なパターンに仕上げて織ることができる企業だ。
エスポネットは現在、アンスパンの最高製品責任者(CPO:Chief Product Officer)を務め、ポリマーや金属の代わりに糸を使う3Dプリンター「3D織機」を開発している。布を作り、それを裁断して縫製するのではなく、この方法なら糸から最終的な製品に直接仕上げることができる。エスポネットCPOによれば、「このイノベーションにより、ファッション業界の廃棄物ゼロが実現する」とのことだ。
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