子どもの失明の主な原因である弱視は通常、視力が良い方の目を眼帯で覆い、悪い方の目に刺激を与えて治療する。弱視は蔓延しており、子どもの3%が影響を受けているにもかかわらず、社会的スティグマ(特定の属性を持つ個人・集団に対する差別や偏見)によって、子どもに眼帯着用を守らせるのが難しい場合がある。スコット・シャオ(24歳)は、眼帯に代わる治療法を開発して、米国食品医薬品局(FDA)の承認を得た。両目から入ってくる視覚情報を正しく処理するために、脳を再訓練するデジタル療法だ。具体的には、実質現実(VR)ヘッドセットを通して、人気テレビ番組の映像を、それぞれの目にわずかに異なるように加工して見せるというものだ。疾患の種類を問わず、FDAの認可を得た最初のVR療法である。
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