Stefanie Mueller ステファニー・ミュラー
所属: マサチューセッツ工科大学(MIT)
デジタルフィルターのように、フォトクロミック染料を使ってモノの見た目を簡単に変えられる手法を開発。
デジタル写真にデジタルフィルターをかければ、見た目を変えるのは簡単だ。この原理を実際のモノに応用すると考えてみよう。例えば毎日、あるいは1時間ごとに見た目が変わる服だ。マサチューセッツ工科大学(MIT)のステファニー・ミュラー准教授(34)は、各色のチャンネルを細かく制御したフォトクロミック染料を用いて、モノの見た目をプログラムし直す方法を開発している。「この手法の開発には、光学や材料化学、ハードウェア工学、計算最適化アルゴリズムといった知識が必要でした」とミュラー准教授は言う。このイノベーションはプロダクト・デザインに使えるかもしれない、と同准教授は考えている。単にシャツ1枚を買うのではなく、そのシャツの見え方が毎日更新されるサブスクリプションを買うようになるかもしれないと言う。
- 人気の記事ランキング
-
- This startup is about to conduct the biggest real-world test of aluminum as a zero-carbon fuel アルミ缶をクリーン燃料に、 米スタートアップが作った 「新エンジン」を訪ねた
- Promotion MITTR Emerging Technology Nite #35 Soraの問題点とは? AI時代の知財を考える11/12緊急イベント
- What a massive thermal battery means for energy storage 1000℃のレンガで熱貯蔵、世界最大の蓄熱電池が稼働
- I tried OpenAI’s new Atlas browser but I still don’t know what it’s for 誰のためのブラウザー? オープンAI「Atlas」が残念な理由
- An AI adoption riddle AIの試験運用は失敗続き、それでもなぜ投資をやめないのか?
